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この日に向けてがんばってきた
6年生が希望を胸に実力を試す
首都圏中学入試
2025年度の入試シーズンの天候は比較的安定して推移しました。そのなかで2月2日は、事前の予報では雪でしたが、幸いにして降雪はなかったため、受験生はふだんと変わらずに試験会場に向かうことができたのではないでしょうか。そんな2025年度に首都圏で行われた11校の入試と5校の合格発表についてレポートします。
首都圏の1月の一般入試は
埼玉県と千葉県の学校が中心
きれいに黄葉したイチョウ並木が受験生を見守ります
(東邦大学付属東邦中)
首都圏の中学入試は11月下旬に実施される一部の学校の帰国生入試から始まります。昨年の12月1日には千葉県の学校の推薦入試・第一志望入試が行われました。その一つが今回で9回目を迎えた東邦大学付属東邦中の推薦入試です。募集定員40人に対して586人が受験し、実質倍率14.65倍という例年通りの狭き門となりました。この日は帰国生入試も実施されました。比較的穏やかな天候のもとに集まった大勢の受験生を、まだ黄葉していたイチョウ並木が見守っていました。
明けて新年。1月10日からは埼玉県で一般入試が始まります。栄東中は、昨年までA日程入試を10日と11日のいずれか1日を選択する分割入試にしていましたが、今年は、10日はA日程(東大)、11日はA日程(難関大)とし、両日程を受験可能な形式に変更しました。その10日の受験者数は約5000人になりました。全部で5か所に設けられた試験会場のうち、最も多くの児童が受験するのは本校会場ですが、同校の先生・在校生が整然と誘導していたため、誰もがスムーズに試験教室へと入っていきました。
同じ10日に第1回入試を行った開智中では、翌11日に創発クラス(特待A)入試を実施しました。同校は昨年と同様に、開智所沢中等教育学校と合同で入試を行います。そのため、試験会場は本校、さいたまスーパーアリーナ、開智所沢中等教育学校など4か所に設けられました。さいたまスーパーアリーナの定員は昨年の200人から3倍超の680人に拡大。受験生受け入れに万全を期したようです。
埼玉県に続き、1月20日に一般入試が始まったのが千葉県です。その日には幕張メッセ国際展示場を会場に市川中の第1回入試が行われました。同校が幕張メッセ国際展示場で入試を実施するようになったのは、20年以上も前の2003年からです。ホール1・2を使った広大な会場で、約2500人もの受験生が全力で問題に取り組みます。
いよいよ問題用紙が配られ始めました。受験生の緊張感は高まる一方でしょう(栄東中)
エスカレーターを降りれば、すぐ左手が試験会場であるさいたまスーパーアリーナ展示ホールの入り口です(開智中)
幕張メッセのホール1・2に集まった受験生は約2500人(市川中)
東京都は2月1日から一般入試を
正門で校長先生が出迎えた学校も
校舎の手前にはわかりやすい案内があるので安心です(海城中)
暖かな食堂で待機する受験生親子(駒場東邦中)
校長先生から激励される受験生。力がみなぎります
(鷗友学園女子中)
埼玉県、千葉県に続き、東京都と神奈川県の一般入試は2月1日から始まります。まずはいずれも1日に行われた東京都の5校の入試をレポートします。
海城中では一般入試①が実施されました。同校の集合時刻は8時ですが、受験生来校のピークは7時20分から30分にかけて。交通機関の遅れなどを想定してか、早め早めに行動する受験生が多かったようです。昨年は試験終了まで校内で待機したいという保護者の方の控室は設けられていなかったのですが、今年は体育館が充てられました。なお、同校では3日に一般入試②が行われました。
駒場東邦中にも、今年も合格をめざし、大勢の受験生が集まりました。例年同様、同校では1階・講堂と食堂、2階・体育館の3か所を控室として開放。受験生は時間差をつけて各控室に案内されました。7時30分になると、試験教室への移動が始まります。今年も昨年と同様に在校生が移動をサポート。高2の有志が難関に挑む受験生を温かいまなざしで迎えていました。
多くの女子校でも1日に入試が行われました。鷗友学園女子中は、1日の第1回入試で約180人、3日の第2回入試で約40人を募集しました。約520人が受験した1日、開門時刻の7時には正門付近で校長先生が受験生親子をお出迎え。一組一組にていねいかつ明るくあいさつしたり、激励したりする姿が印象的でした。入試日とは思えない和やかな雰囲気も感じられました。
JR四ツ谷駅から徒歩2分と便利な場所に校舎を構える雙葉中は今年、講堂を控室として開放しました。校舎には南ゲートから入り、受験生は少し進んだロビーで持ち物をチェックしたり、身支度を整えたりします。それが完了すると、受験生はロビー左手から試験教室に向かいます。一方、保護者の方は右に折れて講堂に入り、試験終了までそこで待つか、いったん外に出てあらかじめ定められた退出予定時刻に受験生を迎えに来るかするようです。
JR・東京メトロ・私鉄各線が乗り入れる渋谷駅から徒歩7〜8分のところにある渋谷教育学園渋谷中では、一般入試を1日・2日・5日と計3回実施します。1日は、第1回のみを受ける受験生は3階の試験教室に、第2回以降も併願している受験生は4階の試験教室にそれぞれ誘導されました。そのすべての教室で、今年も同校名物の「リラックス体操」が8時30分から始まりました。体を軽く動かした受験生は、文字通り「リラックス」して試験問題に向き合えたのではないでしょうか。
受験生と保護者の方はこのロビーでしばしのお別れです(雙葉中)
入試日恒例の「リラックス体操」。あとは全力を出すだけ
(渋谷教育学園渋谷中)
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2025年度 中学入試特集目次 |
◎2025年度中学入試特集 ◎首都圏:2025年度中学入試レポート|緊急分析 2025年度首都圏中学入試の動向 ◎関西圏:2025年度中学入試レポート|緊急分析 2025年度関西圏中学入試の動向 |
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