さっぴーの社会科見学へ行こう!
みんなは「大谷石」って知っているかな? これは栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近で採掘される有名な石材。縄文時代の遺跡内でも発見されたほど、その歴史は長いんだ。そんな大谷石に関する観光・学習施設が、宇都宮市にある「大谷資料館」だよ。ここのポイントは本物の採掘場の跡地に入れること。坑内は幻想的にライトアップされていて、別世界にいるような感覚が味わえるんだ。
古くから建築材料として使われてきた大谷石は、どんな特長を持っているでしょうか?
①火に強い
②欠けにくい
③防音効果がある

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「へえ、大谷石の『大谷』って『オオタニ』じゃなくて『オオヤ』と読むのか。でも、そもそも建築材料だし、大リーグの大谷翔平選手と同じように、頑丈な気がする。答えは『②欠けにくい』じゃない?」 |
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「あはは、大谷選手は関係ないけど、確かに頑丈じゃなきゃ建物には使えないね。わたしは『①火に強い』だと思う。大谷石は炎に触れても、簡単に割れたりしないんじゃないかな」 |
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「おっ、勘がいいねえ。そのとおり、正解は①だよ。大谷石は軽石の一種でね。硬度はそれほど高くないけど、その分、加工がしやすくて、何より耐火性が抜群なんだ。たとえば同じ建築材料の御影石は、500℃くらいで割れてしまうけど、大谷石は1000℃以上の熱にも耐えられるんだよ」 |
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「1000℃!? とんでもないな!」 |
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「うん。それで昔から蔵や石垣、パンやピザを焼く窯などに使われてきたんだ。ほかにも音をきれいに響かせたり、湿度を調節したり、食品の熟成を促したりと、大谷石にはたくさんの魅力があるんだ」 |
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「すごいなあ。どんな石だろう。見てみたいな」 |
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「実は、その大谷石の採掘場に入れる場所があるんだ。大谷石は栃木県宇都宮市の大谷町付近だけで採れる石で、現地には『大谷資料館』という施設があってね。ここは昔の採掘場の上に建っていて、さまざまな実物資料のほか、本物の地下採掘場跡も公開しているんだ。地下の神秘的な光景は一見の価値ありだよ」 |
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「宇都宮かあ。小旅行になるね、楽しみだ!」 |
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