受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

さっぴーの社会科見学へ行こう!

第190回 NEXCO中日本 コミュニケーション・プラザ川崎

 自動車がスピードを出して安全に走行できる特別な道路、高速道路。基本的に一本道で信号機もないから、利用すれば目的地に早く到着できるんだ。そんな高速道路について学べる施設が、川崎市にある「コミュニケーション・プラザ川崎」だよ。高速道路や自動車専用道路などを管理する中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)が運営しており、さまざまな資料のほか、川崎道路管制センターの様子も見られるのがポイントなんだ。

さっぴーからクイズだよ

日本で初めて高速道路が開通したのはいつだと思う?
①1952年
②1963年
③1976年

男の子 「えっ、高速道路の歴史? うーん、車は好きだけど、正直、考えたこともなかったな。でも、開通は戦後しばらくしてからじゃない? だって、戦後すぐはライフラインの復旧が最優先で、しばらくは高速道路どころじゃなかったと思うよ」
女の子 「そうだよね! 選択肢はどれも戦後だけど、高速道路を造るには、計画を立てるのにもかなり時間がかかりそう。復興が進んだ1950年代に、どこにどう造るかなどを決めて、それから工事を始めるとして、開通したのは1960年代じゃないのかな。だから正解は②!」
さっぴー 「おお、2人ともすばらしいね。大正解だよ。日本初の高速道路の開通は1963年7月。路線は、最終的に愛知県小牧市と兵庫県西宮市を結ぶ名神高速道路で、最初に開通したのが、滋賀県の栗東と兵庫県の尼崎を結ぶ71.7kmの区間だったんだ。最高時速100kmで走れる高速道路の誕生に、当時の人々は大盛り上がり。高速道路そのものが観光地になったそうだよ」
男の子 「まるでアトラクションだね。でも気持ちはわかるな。高速で走るってわくわくするもん」
さっぴー 「確かにね。この名神高速道路の開通以降、高速道路はどんどん増えて、1990年代には47都道府県すべてに建設されたんだよ」
女の子 「へえ、高速道路ってすべての都道府県にあるんだ」
さっぴー 「うん。そのうちの国道の高速道路を管理しているのがNEXCO(ネクスコ)。東日本・中日本・西日本の3社に分かれて、それぞれのエリアの高速道路を管理しているんだ。ちなみに川崎市にはNEXCO中日本の情報館があって、本物の道路管制センターも見学できるけど、行ってみる?」
男の子 「おもしろそう。もちろん行くよ!」
25年4月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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