さっぴーの社会科見学へ行こう!
4晴海高層アパート |
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「今度は日本住宅公団で初めてのエレベーター付き住戸だ。この晴海高層アパート(晴海団地)は、1958年に完成した晴海団地の中にあった高層棟(10階建て)の住戸。エレベーターが止まるのは、1・3・6・9階だけだったのか」 |
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「たとえば、10階に行くときはエレベーターで9階まで上がり、そこから階段を使ったのね。エレベーターの実物も展示されているよ」 | ||
「廊下は遊び場にもなるように広めに設計されたんだね。でも、当時流行したローラースケートなどの音が下に響いて、騒音問題も起こったそうだ。難しいね」 | ||
「あれっ、廊下には電話があるよ。へえ〜。アパートができた当初は、各戸に電話がなく、外からの電話はまず、アパート内の電話交換室で受け、電話を受けた交換手が、相手先の住居に備え付けられているブザーなどで着信を知らせたんだって。それを聞いた住人はこの共用の電話に駆けつけたのね」 |
5多摩平団地テラスハウス |
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「かわいい! 黄色の壁に、緑の玄関ドアが付いた2階建ての住戸だよ。これは1958年に完成した多摩平団地テラスハウスの一部ね。ここは6戸で1棟の造りだったんだ」 |
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「テラスハウスとは、複数の一戸建て住宅が連続している低層住宅のこと。各戸に専用のドアやテラス、庭まであって、昭和30年代にたくさん造られたんだね」 | ||
「間取りは1階に4畳半の居間と台所、2階は6畳と3畳の2部屋。台所には床下収納もあるんだ。便利そう」 | ||
「玄関の右横の小屋には、ガスメーターが入っているのか。ドアホンの下の白いボックスは、配達の牛乳を受け取るためのものなんだね」 |
6団地 |
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「ここはURの『団地づくり』についてのゾーンだ。ひゃあ、壁にURを代表する20か所の団地の模型があるよ。年代が進むにつれて、高層化しているのがよくわかるな」 | ||
「こっちは間取りの模型も加えた年表ね。1955年に日本住宅公団として発足して以来、URは150万戸以上の住戸を造ってきたんだ。ピークは高度経済成長期の1971年で、この年だけで8万3601戸も建設したのね。すごい数!」 | ||
「おっ、『団地はじめてモノ語り』だって。このコーナーにはドアや洗面台など、歴代の団地の部品が並んでいるよ。見応えがあるなあ」 | ||
「大学教授が団地技術の解説をしたインタビュー映像も流れているよ。こういう人たちの努力で、団地はどんどん進化していったんだね」 |
7まちづくり |
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「最後のゾーンはURの『まちづくり』だよ。戦後の混乱期が過ぎた1960年代からは、大規模なニュータウンの開発がスタート。郊外に新たな『まち』を造っていったんだ」 |
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「1970年の半ばになると、住まいも『量より質』が求められるようになった。公団も人々の声に応えて、個性的な住戸を建てたり、都市の再開発を行ったりするようになったのか」 | ||
「災害が起これば被災地支援も行ったのね。この木の輪切りは、東日本大震災の津波に耐えた『奇跡の一本松』の一部ね。復興事業の縁で、岩手県の陸前高田市が貸し出してくれたんだって」 | ||
「ゾーンの奥には『メディアウォール』があるよ。パネルに触れると、最近のURの取り組みなどの情報も引き出せるんだね」 |
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