受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

さっぴーの社会科見学へ行こう!

見学を終えて…

女の子 「ヤマト運輸って100年以上も続く老舗の運送会社だったのね! 実物資料も多かったし、とても見応えがあったな」
男の子 「そうそう。おなじみのネコマークは、社員が、自分の娘が描いた絵を元にデザインしたという話にも驚いたよ」
さっぴー 「ここ『クロネコヤマトミュージアム』は、2020年にオープンした施設でね。ヤマトの創業からのトピックスを、時代ごとに紹介しているからわかりやすいよね」
女の子 「うん。生活に欠かせない『宅急便』誕生の経緯も学べてよかった。これからもわたしたちの生活を支えてほしいな」
さっぴー 「そこなんだけど、2人は『物流2024年問題』を知っているかな。長時間労働を減らす働き方改革によって、これまでのようなサービスを受けられなくなる可能性があるんだ」
男の子 「ええっ、どういうこと? 無理せず働けるようになるのは、働く人にとって良いことだよね?」
さっぴー 「そこが難しい問題でね。みんなの家でも、荷物を頼むときに『明日の何時までに運んでほしい』というような日時指定をしたことがあるんじゃないかな。もともと物流業界は人手不足が深刻なので、労働時間が制限されると配達できる量も減り、こういった要望に答えるのが難しくなるんだ」
女の子 「でも、ドライバーさんたちに長時間労働をさせるのもだめだよね。わたしたちにできることはないの?」
さっぴー 「たとえば、再配達をしてもらう回数を減らしたり、通信販売ではできるだけまとめ買いをしたりするのが効果的だよ」
男の子 「なるほど。特に再配達は、誰かが家にいれば1回で配達が済むのに、同じ家に2回も行かなくちゃならないから負担が大きいね。家に帰ったらこの問題について調べてみるよ」

ミュージアム見学後はカフェやグッズもチェック!

 2階の総合受付の横には、小さなショップコーナーがあるんだ。店頭にはボールペンをはじめ、ミュージアムのオリジナルグッズが並んでいるのでぜひチェックしてみよう。また、2階ロビーの奥の「スワンカフェ」は、障害者の雇用を進めるヤマトの特例子会社が運営する店。親子ネコのロゴが入った焼菓子が人気で、こちらはイートインはもちろん、持ち帰りもOKだよ。

クロネコクッキー(2枚入り、左)108円、クロネコマドレーヌ(右)216円クロネコクッキー(2枚入り、左)108円、
クロネコマドレーヌ(右)216円

‌3色ボールペン+シャーペン440円、A4ファイル220円)‌3色ボールペン+シャーペン440円、
A4ファイル220円

INFORMATION

ヤマトグループ歴史館
クロネコヤマトミュージアム

地図

開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日
月曜・夏季・年末年始

※月曜が祝日の場合は開館し、その翌開館日が休館日となります。

※ご案内時間や休館日の詳細は、公式ホームページの「開館日のご案内」をご覧ください。

入場料
無料

所在地:東京都港区港南2-13-26
ヤマト港南ビル6F

TEL:03-6756-7222

H P:www.yamato-hd.co.jp/museum/

交 通:JR・京急線「品川」駅の港南口(東口)から徒歩10分、東京モノレール・りんかい線「天王洲アイル」駅から徒歩15分

※駐車場・駐輪場はありません。公共交通機関をご利用ください。

24年9月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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