さっぴーの社会科見学へ行こう!
❶創業の時代 |
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「クロネコヤマトミュージアムは、ヤマト運輸の営業所が入ったビル内にあるのか。6階から2階まで、スロープでらせん状に下りながら、展示を見て回るんだね。おもしろい構造だなあ」 |
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「最初のテーマはヤマトの誕生秘話だよ。創業者は小倉康臣という人で、八百屋を営んで資金をつくり、1919年の30歳の誕生日に、銀座でトラック運送会社を立ち上げたのね」 | ||
「当時、トラックは日本に204台しかなくてとても貴重だったけど、そのうち4台がヤマトのものだったんだって」 | ||
「このころは、比較的小さな荷物を各家庭に配送する宅配便というサービスはなくて、百貨店の配送や、引っ越しや婚礼などの荷物を運んでいたのね」 |
「ヤマト」の由来は「山登」から?
現在の社名は「ヤマト」だけど、昔は漢字で「大和」と書いたんだ。これは創業者の小倉康臣氏が、会社の事務所を親戚の薪炭商「山登屋」の2階に置いたことと、日本の古名「大和」を気に入ったことから名付けられたそうだよ。
❷シアター |
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「こっちは円形シアターだよ。幅が約14mの大型ワイドスクリーンで、15分おきにヤマトグループの歴史を紹介する短編アニメを上映しているよ」 | ||
「このアニメは、ある家族4世代100年の物語を通して、ヤマトグループの歴史を描いたものなんだ。絵柄もさわやかで、いい感じ!」 | ||
「あ、本編が始まった。まだ荷車が現役だった時代に創業して、画期的な宅急便のシステムをつくって…。ヤマトの歩みがコンパクトにまとめられていて見やすいね」 | ||
「うん。創業して間もなく、関東大震災、続いて戦争も始まり、人々の暮らしも変わった。それに運送会社がどう対応したかもよくわかるな」 |
❸大和便と事業多角化の時代 |
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「経営が軌道に乗ると、ヤマトは日本初のサービス、『定期便』をスタートしたんだって。これは、1台のトラックにさまざまな送り主の荷物を積み、決まったルート・時刻でいろいろなところに運ぶものだったのか」 |
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「定期便は、1929年に東京と横浜とを結ぶ形で始まり、1935年には関東全域にネットワークが広がったのね。そして翌年には『大和便』と名前を変えて、長く親しまれたんだって」 | ||
「その後も、新サービスをどんどんスタート。美術品や航空貨物輸送なども手掛けるようになったのか」 | ||
「見て、見て。マッカーサーの引っ越しコーナーだよ。作業を担当した元社員さんの思い出話が紹介されている。戦後間もなくは進駐軍関係の仕事も多かったのね」 |
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