さっぴーの社会科見学へ行こう!
クロネコの親子をトレードマークにした「宅急便」といえば、ヤマト運輸。マークが描かれたトラックはいろいろなところで見掛けるし、みんなの家にもよく荷物が届くんじゃないかな? 品川駅近くにある「クロネコヤマトミュージアム」は、そんな宅急便を生んだヤマトグループの歴史館。100年に及ぶ歴史を、体験コーナーも交えてわかりやすく紹介しているんだよ。
ヤマト運輸が運んだことのないものは、次のうちのどれだと思う?
①インカ帝国のミイラ
②ゴッホの名画「ひまわり」
③マッカーサーの引っ越し荷物
④上野動物園のジャイアントパンダ
「えーっ、ミイラ!? いくら日本を代表する運送会社でも、さすがにミイラは運ばないでしょ?」 | |
「しかも、15~16世紀にかけて繁栄したインカ帝国の遺跡の中心は世界遺産に登録されているところもあるくらいだから、発見されたミイラもとても貴重な文化財。運ぶのに特別な許可が必要でもおかしくないし、民間の会社には任せないと思うな」 | |
「ふむ、確かにミイラは特殊な品だね。心情的な部分はもちろん、梱包や輸送中の温度・湿度、振動にも気を配らないといけない。でもね、ヤマト運輸は、繊細な美術品などを運ぶサービスも行っていて、インカ帝国のミイラやゴッホの『ひまわり』などの名画も展覧会のために運んだ実績があるんだよ」 | |
「へえ、ミイラは美術品に入るのね。それじゃあ、実績がないのは、生身の大型動物であるパンダなのかな」 | |
「そのとおり! ジャイアントパンダだけは運んだことがないんだ」 | |
「でも、さすがヤマト運輸。扱うものの幅が広いなあ。マッカーサーの引っ越し荷物も運んだってすごいよね。マッカーサーは、連合国軍最高司令官として戦後間もなく日本にやってきて、日本の占領政策を進めた人でしょ?」 | |
「そうそう。ヤマトには、それだけの歴史と信頼があるってことだね。それじゃ、今日はヤマトグループのミュージアムに行ってみよう。そこなら100年に及ぶ企業の歩みをたどれるからね」 | |
「おもしろそう! わたし、歴史は大好き!」 |
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