さっぴーの社会科見学へ行こう!
社会悪は通さない
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「ひゃあ、このコーナーでは、密輸の手口を再現しているぞ。どれも横浜税関が実際に密輸を防いだケースなんだって」 | ||
「不正薬物を二重にしたコンテナの壁の間に詰めたり、石材の中に埋めたりして、日本に持ち込もうとしたのか。手がこんでいるなあ」 | ||
「あれっ、床下には銃が隠されているよ。密輸犯はどこに何を隠すかわからないから、税関の人も探すのが大変だな」 | ||
「こっちでは、密輸を防ぐための検査体験ができるよ。本物の金属探知機やファイバースコープに触れるのね。これは挑戦してみなきゃ!」 |
◀︎あるとき、メキシコから届いた石材には、約24.2kgもの覚醒剤が入っていたんだ。エックス線を使ってコンテナごと調べたおかげで発見できたそうだよ。
▲金属探知機の体験コーナー。金属探知機を、あちこちに置かれた木箱、麻袋、スーツケース、リュックサックなどに近づけてみよう。探知機が「ピピッ」と鳴ったら、そこに銃や貴金属が隠されているってことだよ。
知的財産コーナー |
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「日本に持ち込めないものは、不正薬物や銃だけじゃないよ。ブランド品を勝手にまねて作った偽物も当然だめだよね」 | ||
「バッグ・洋服・靴・海賊版DVD…。たくさんの偽物が並んでいるな。ぱっと見ただけじゃ本物と区別がつかないよ」 | ||
「わっ、これは動物の毛皮? 鳥の羽根や動物の牙もあるね。そうか、絶滅の危機にある生物に関する品物も、税関でストップがかかるんだ。これは野生生物の国際取引が、ワシントン条約によって規制されているからだね」 | ||
「こういうものは、知らずに買っても日本に持ち込むことはできないよ。お金も戻ってこない。海外で買い物するときは気をつけないと」 |
本物と偽物を見極めよう!
▲最近の偽物は精巧で、本物そっくりのものが多いんだ。ただ、細かい部分のつくりが雑なものもあるので、違いをよく見比べてみよう。ちなみに、税関の人は見分け方を知っているんだ。でも、密輸犯の参考になってしまうから、見抜く方法は秘密なんだって。
ワシントン条約コーナー
▲生きた野生生物はもちろん、その毛皮や角、骨なども、ワシントン条約では取引規制の対象となるんだ。たとえばワニ革のベルト、サイの角の粉末が入った漢方薬なども、日本には持ち込めないので要注意。
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