さっぴーの社会科見学へ行こう!
「貿易」とは、国境を越えてモノやサービスを売り買いすること。日本もあらかじめルールを決めて、世界中の国や地域と取り引きしているんだ。その貿易ルールの守り手が、全国各地にある「税関」だよ。なかでも「横浜税関」は、日本最古の税関の一つ。その庁舎には資料展示室「クイーンのひろば」があり、税関の役割などをわかりやすく紹介しているんだ。
2023年に税関が押収した不正薬物の量は、どのくらいだったと思う?
①約760kg
②約2400kg
③約3200kg
「不正薬物!? それって、覚醒剤や麻薬などのことだよね。うーん、選択肢はどれもなかなかの量だ。そんなにたくさんの薬物が日本に持ち込まれようとしていたなんて、怖いなあ」 | |
「本当ね。でも日本は治安が良いんでしょう? 薬物だって時々ニュースになるけど、身近にあふれているわけじゃないし、押収量も少なめで760kgくらいかも」 | |
「まあ、確かにアメリカなどと比べたら、日本の不正薬物の押収量は少ないね。でも困ったことに、最近はその量が増えているんだ。財務省の発表によれば、2023年に全国の税関が押収した不正薬物の量は約2406kgもあったんだ」 | |
「2トン以上ってことか。相当な量だね。でも、これは税関が止めてくれたから、日本国内には入ってこなかったんだよね?」 | |
「そういうこと。そもそも貿易には一定のルールがあって、それが守られているかをチェックするのが税関の仕事なんだ。不正薬物は日本に持ち込んではいけないものの一つでね。税関では密輸を防ぐために、各種の荷物検査のほか、海上パトロールなども行っているんだ」 | |
「なるほど。薬物は心も体も壊すから、日本に持ち込まれるのをしっかり防いでくれるのは助かるね」 | |
「そうだね。じゃあ、今日は横浜税関に行ってみよう。ここには展示室があって、密輸防止など、税関の仕事を紹介しているんだ」 | |
「おもしろそう! 取り締まりの舞台裏もわかるのかな? わくわくするよ!」 |
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