さっぴーの社会科見学へ行こう!
横浜税関の歴史 |
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「わあ、横浜税関の建物には優雅な塔がそびえているね。これは通称・クイーンの塔で、トランプのカードになぞらえて、近所にあるキングの塔、ジャックの塔とともに、『横浜三塔』と呼ばれているんだって」 | ||
「それで展示室の名前も『クイーンのひろば』なんだ。中に入ると…。おっ、古びた木の門がある。これは横浜税関の前身・神奈川運上所の門を再現したものなのか」 | ||
「運上所は幕末(1859年)の開港と同時に、まず横浜・長崎・函館に置かれたのね。その後、数が増えて明治時代になると、1872年に名前が『税関』に変わったのか。それ以来、日本の貿易を支え続けているんだ」 | ||
「横浜税関の年表や、歴代の税関長の紹介もあるよ。これは古い庁舎の軒飾りか。横浜税関は昔からモダンな建物だったんだな」 |
横浜港と貿易立国・日本 |
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「日本は貿易大国で、横浜港でも毎日たくさんの荷物を扱っているんだ。このコーナーでは、横浜港の主要な輸出入品を年代順にたどれるぞ」 |
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「開港当時は欧米から機械などを輸入して、日本からは主に生糸を輸出していたのね。生糸は1940年代まで、輸出品目の1位だったんだ」 | ||
「でも、やがて日本でも工業が盛んになって、鉄や原油などの原材料が輸入品目の上位になった。そして1968年からは、自動車が輸出品目のトップに君臨しているんだね。実際、世界でいちばん売れているのは日本車なんだって」 | ||
「最近は和食ブームで、みそやしょうゆの輸出も増えているのね。日本の味が世界に広がるのはうれしいね」 |
くらしを守る税関 |
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「さあ、ここからは税関の仕事内容のコーナーだよ。ええと、税関の最大の役割は、社会の安全を守ること。日本に危険なものが入り込まないように、上陸する間際で対策をしているんだ」 | ||
「それを手伝ってくれるのが、麻薬探知犬だね。犬は宝探しゲームの感覚で、荷物の中に薬物が隠されていないか、ハンドラーと呼ばれる税関職員と一緒に検査をするんだ。かわいいなあ」 | ||
「検査には機械も使うのね。最近は、大型エックス線検査装置を使えば、大きなコンテナを約10分で丸ごと検査できるんだって。昔は2時間もかかっていたそうだから、すごい進歩だね」 | ||
「あ、港をパトロールする監視艇の写真だ。税関では警察や海上保安庁と協力して、怪しい船の取り締まりなども行っているんだね」 |
麻薬探知犬は中毒の心配なし!
鼻を使って、不正薬物をかぎ当てる麻薬探知犬。当然、薬物のにおいは覚えるけれど、深く吸い込んだり、薬物をなめたりするわけじゃないんだ。だから探知犬が麻薬中毒になる心配はない。ひと安心だね!
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