さっぴーの社会科見学へ行こう!
日本の食卓に欠かせない調味料「しょうゆ」。煮物やお刺し身、唐揚げなど、さまざまな料理に使われるから、みんなも毎日使っているんじゃないかな?千葉県野田市にある「キッコーマンもの知りしょうゆ館」は、そんなしょうゆについての見学施設。工場の様子を見ながら、しょうゆの歴史やつくり方をわかりやすく学べるんだよ。
料理に欠かせないしょうゆ。その原型は、日本では何時代から使われている?
①弥生時代
②古墳時代
③鎌倉時代
④室町時代
「きっと大昔からだよ。しょうゆは和食の基本だもん。稲作とともに日本各地に広まったんじゃないのかなあ。邪馬台国の女王・卑弥呼も使っていたかも。となると、弥生時代かな」 | |
「わたしは、弥生時代の次の古墳時代だと思うな。日本の文化って中国からもたらされたものが多いでしょう? きっと、しょうゆも、遣隋使や遣唐使などを通じて、日本に入ってきたんじゃないかしら」 | |
「おおお、すばらしい。しょうゆを、稲作や遣隋使・遣唐使と結び付けるところは、2人ともすばらしい推察力だ。確かにしょうゆの歴史は古くてね。その起源をたどると、3000年前に書かれた中国の古文書のなかに登場する発酵食品『醤』に行き着くんだ。この醤が日本に伝わってきて、しょうゆの原型が誕生したのは古墳時代だといわれているよ」 | |
「古墳時代は3世紀後半から7世紀ごろまでだっけ? やっぱりしょうゆは古くからある調味料なんだ」 | |
「うん。ただ、当時は肉や魚、穀物などに塩を加えて発酵させた、さまざまな種類の醤があったんだ。日本で大豆や麦からつくる液体のしょうゆが普及したのは、室町時代のことなんだよ」 | |
「へえ。醤からわたしたちの知っているしょうゆが登場するまで、長い時間がかかったのね。もっとしょうゆの歴史や、今のしょうゆのつくり方について詳しく知りたいな」 | |
「そうだね。よし、それじゃ今日は、千葉県野田市にあるキッコーマンの見学施設『キッコーマンもの知りしょうゆ館』に行ってみよう。しょうゆの歴史も学べるし、製造ラインも見られるから楽しいよ」 | |
「いいね。ぼく、ラーメンもしょうゆ系が好きなんだ。しょうゆの秘密を探ってみたい!」 |
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