さっぴーの社会科見学へ行こう!
「ここは見応えあるねえ。『歴史』のゾーンは七つ、『再発見』のゾーンは六つのコーナーに分かれていたけれど、どこも貴重な資料や体験装置であふれていたよ。約100年間、横浜港の大さん橋を支えたスクリューパイルも展示してあって、わくわくしながら見て回ったよ」 | ||
「うん。それに、わたしは『歴史』ゾーンに展示されていた、横浜港ゆかりの船の模型も気に入ったな。関東大震災のときに被災者を助けてくれた『アンドレ・ルボン』や、現在のクルーズ客船の『ダイヤモンド・プリンセス』とかね。船の模型を見ながらだと、各時代の空気もよくわかったよ」 | ||
「実は『横浜みなと博物館』は、2022年に大規模リニューアルを行ってね。新しい物流拠点である新本牧ふ頭の工事開始に合わせて、埋め立て関連のコーナーを設けるなど、横浜港の『今』を盛り込んだ内容に変更したんだ。ガントリークレーンシミュレーターやVRシアターといった装置も、新しく追加されたものなんだよ」 | ||
「体験装置がリアルなのもポイントだよね。ほかにも、コンテナ輸送についてなど、いろいろな情報が得られて楽しかったよ」 | ||
「それはよかった。じゃあ、帰る前にすぐ隣にある帆船日本丸にも寄っていこう。もちろん、博物館の資料や紹介映像もすばらしいけど、本物に触れると、また違った発見があるはずだからね」 | ||
「えっ、日本丸は船内見学もできるんだ。それは絶対に見ておかなくちゃ!」 |
館内の特別展示室では、さまざまなイベントも行っているよ。この8月からスタートするのは、関東大震災の企画展。2023年は震災からちょうど100年がたつことから、救援や復興に船と港が果たした役割を紹介するんだね。期間中はクイズラリーなども行われるので、ぜひチェックしてみよう。
2018年に博物館の一角にオープンしたのが、イラストレーター・柳原良平のミュージアムだよ。彼はウイスキーのCMキャラクター「アンクルトリス」の生みの親で、船をこよなく愛し、横浜市に長く住んでいたんだ。館内では柳原作品をたくさん展示しているので、明るい色彩を楽しんでみて。
横浜みなと博物館
●見学時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
※展帆日は9:30開館
●休館日(2023年度)
月曜(祝日の場合は開館、翌平日休館)
年末年始(12/29~2024年1/3)
メンテナンス日(2024年1/29~2/6)
●入館料(個人料金)
一般500円、小・中・高校生200円(土曜は特別料金100円)、65歳以上400円
※日本丸も見学できる共通券あり
所在地:横浜市西区みなとみらい2-1-1
TEL:045-221-0280
HP:www.nippon-maru.or.jp/port-museum
交通:JR根岸線・市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅から徒歩5分、みなとみらい線「みなとみらい」「馬車道」駅から徒歩5分
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