受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

さっぴーの社会科見学へ行こう!

第169回 明治なるほどファクトリー坂戸

 チョコレートといえば、お菓子の定番。スーパーやコンビニで気軽に買えるし、大好きな人も多いはず。そんなチョコレートについて学ぶことができるのが、お菓子メーカー「明治」の坂戸工場の見学ツアーだよ。こちらは製造ラインの様子が間近で見られる貴重なところ。資料の展示もあって、楽しみながらチョコレートやカカオに関する知識を増やせるんだ。

さっぴーからクイズだよ

人類がカカオを口にするようになったのは、今から何年くらい前だと思う?
①400年前
②1200年前
③2000年前
④4000年前

男の子 「カカオって、チョコレートの原料になる木の実だよね。ぼく、チョコレートは大好物だけど、歴史とか詳しいことは知らないなあ。そもそもカカオの産地はどこだっけ。暑い国?」
女の子 「ええと、アフリカや南米の熱帯地域で育つ植物のはず。でも、カカオそのものはとても苦いよね? 昔は砂糖も貴重で高価だったと聞くし、人類がカカオを食べるようになったのは、そんなに昔ではない気がするな」
さっぴー 「なるほど。確かに『カカオ95%』と書いてあるようなカカオの配合率が高いチョコレートは、びっくりするほど苦味が強いよね。でもね、人類とカカオの歴史はとても古くて、中央アメリカの先住民は、約4000年前にはカカオの栽培を始めていたそうだよ」
男の子 「4000年前!? 日本は縄文時代か。本当に大昔だ!」
さっぴー 「しかも当時はカカオを粉にして、唐辛子なども加えてから、水やお湯で溶いて飲んだらしい。一種の栄養ドリンクという扱いだったようだ」
女の子 「カカオだけでも十分に苦いのに、そこに唐辛子まで!? 今のチョコレートとは別物だね」
さっぴー 「うん。カカオに砂糖を加えるようになったのは、16世紀にヨーロッパに伝わってから。固形の食べ物になったのも、19世紀のイギリスでアレンジされてからなんだ。よし、それじゃ今回は、チョコレートで有名な食品会社『明治』の坂戸工場に行ってみよう。ここでは製造ラインも見学できるし、カカオやチョコレートの展示解説もあるから、楽しく学べるよ」
男の子 「やった! 行けばチョコレートに詳しくなれるね」
23年7月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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