受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

施設見学 環境を守る大切さを学ぶ 埼玉県環境科学国際センターにやってきました!

展示館「彩かんかん」

ZONE1「地球環境はいま…」

女の子 「展示館のゾーンは全部で三つ。まずは地球の状況を確かめるゾーンね。海・空・大地と、近ごろはどこも汚染が進んでいるけど、原因の一つは人間が石油などの化石燃料を燃やすせいなんだ。申し訳ない気持ちになるね」

男の子 「あ、絶滅危惧種のギャラリーだ。IUCNなどでは、『レッドリスト』とは別に、リストの解説書『レッドデータブック』も出しているのか。ここではその本にならって、地球上から消えつつある生き物を紹介しているね」
女の子 「こっちの壁一面に書かれているのは、日本版の『レッドデータ』に載っている生き物ね。みんなで知恵を絞って、この数を減らせるといいな」
男の子 「地球温暖化の解説パネルもある。こういう資料を見ると、世界の平均気温が急激に上がっていることがよくわかるよ」

映像シアター
「彩かんかんドーム」





男の子 「展示館の目玉施設の一つが、この映像シアターなんだ。直径12mのドームの中では、環境問題にまつわる約5分の映像を2本上映している」
女の子 「そのうちの1本は、地球全体の環境問題を紹介したもの。青く輝いて見える地球だけど、実は、あちこちで自然が破壊されているのよね」
男の子 「南極の氷が解けて町が水没したり、緑の草原が砂漠化したり…。大きなスクリーンで見る映像は迫力満点だな!」
女の子 「ジグソーパズルをモチーフにした映像も印象的で、引き込まれるね」
さっぴー





女の子 「もう1本の映像はトンボが主役だよ。小さなトンボの目線で森・池・川を巡り、自然保護について考えるのね」
男の子 「トンボは水辺で育つ生き物。水が汚れていたら、とても卵を産む気にならないよね。だから水辺を汚すことは、トンボから生きる場所を奪うことになるんだ」
女の子 「水辺にいるのはトンボだけじゃないよ。ほら、釣り糸が体にからまって飛べなくなった鳥がいる。釣りに来て、切れた釣り糸をそのままにして帰る人がいるのね。かわいそう」
男の子 「当たり前のことだけど、地球は生き物みんなのもの。ごみを放置するなんてもってのほかだね」
23年6月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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