さっぴーの社会科見学へ行こう!
京浜急行電鉄は、120年以上の歴史を持つ日本の大手私鉄の一つ。東京都と神奈川県で五つの路線を展開するなど、市民の身近な“足”となっているんだ。そんな京急グループの歴史や魅力を伝える施設が、横浜市にある「京急ミュージアム」だよ。館内には歴史的な車両やジオラマ、体験コーナーなどがあって、楽しく学ぶことができるんだ。
京急線のなかで最初に開通したのは、どの区間だったと思う?
①品川~川崎間 ②六郷橋~大師間 ③川崎~神奈川間
「京急線といえば、東京都と神奈川県を結んでいる電車だよね。だとすると、開業時の区間は品川から川崎までだったんじゃない?」 | |
「そうかも。そもそも『京急』には、東京の『京』の字が入っているしね。人口の多い東京の中心部をスタート地点にして、神奈川方面へと少しずつ延ばしていったんじゃないかしら」 | |
「なるほど。2人ともなかなかいい読みだね。でも残念。京急の前身は『大師電気鉄道』といって、最初に開通したのは、②の六郷橋から大師までの全長約2kmの区間だったんだ」 | |
「えっ、六郷橋って多摩川に架かる橋のこと?確か東京と神奈川の境目にあって、お正月の箱根駅伝でもランナーが通過するよね」 | |
「そうだよ。ただ、六郷橋駅はすでに廃止されていて、駅舎も残っていないんだ。一方の大師駅は、今の川崎大師駅に当たるんだよ」 | |
「でも、どうしてそんなに短い距離に電車を通したんだろう?」 | |
「わかった! 昔の人は信心深くて、お寺や神社によくお参りしていたんでしょう? 川崎大師は大きなお寺だし、多くの参拝客を運ぶために大師電気鉄道が造られたのよ」 | |
「大正解! 実際に、1899(明治32)年1月21日の開業日は、川崎大師こと平間寺の縁日があって、沿線は警察が交通整理に当たるほどのにぎわいだったそうだよ。それじゃ、今回は『京急ミュージアム』に行ってみよう。実物車両や京急線沿線を再現したジオラマ、運転シミュレーターなどがあって、京急グループの歩みを確認できるんだ」 | |
「ぼく、乗り物が大好きなんだ。早く行こう!」 |
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