受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

狭山市立博物館

見学を終えて…

男の子 「模型が多くて楽しかった。1階の受付の横にも、アケボノゾウの復元模型が置かれていたね。展示室には立体的な資料がそろっていて、狭山の歴史の流れがすんなりと頭に入ってきた」
女の子 「それに歴史だけじゃなくて、伝統文化を紹介するコーナーがあったのもよかったわ。わたしは結婚式の祝膳が印象に残った。最後は必ず手打ちうどんで締めるのが狭山流なのね」
さっぴー 「狭山市立博物館がオープンしたのは1991年。市民の生涯学習の場として、米軍住宅の跡地を整備した稲荷山公園の一角に設置されたんだ。展示品の種類も多くて、地元の人じゃなくても楽しめるよ」
女の子 「そうそう。わたしは狭山の民話を集めたコーナーも好き。その絵を担当したのは、狭山在住の有名な童絵作家・池原昭治さんなんですって。ころんとした絵がとてもかわいかったわ」
男の子 「ぼくは2階のロビーで流れていた、歴史コラムのような動画も気に入った。これは博物館のオリジナルで、YouTubeでも公開しているって聞いたよ。家でじっくり見てみるつもりなんだ」
さっぴー 「いいね。そのほか、さまざまな企画展やイベントなども行っているから、ホームページでスケジュールをチェックしてみるといいよ」
女の子 「わかったわ。じゃあ、帰る前に稲荷山公園に寄っていかない? 大きくてきれいな公園よ」
男の子 「賛成! ボールを借りて遊ぼうよ!」
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令和4年度夏期企画展
「狭山 de 妖怪展」

 博物館では、ボランティア「さやまナビーズ」の皆さんが常設展示の解説を行うガイドツアーを毎年春と秋に実施。今回で7回目を迎えるよ。9名のメンバーが、それぞれ興味深いテーマで解説を行ってくれるんだ。せひ参加してみよう!

 学習院大学史料館所蔵の「百鬼夜行絵巻」に登場する道具の妖怪にスポットを当てた、夏にぴったりの企画展だよ。つくられてから100年以上が経っている博物館の民俗資料を「もうすぐ妖怪になるもの」として展示するほか、妖怪に関する絵画や本なども紹介。高橋書店の『リアル妖怪大図鑑』とコラボレーションした、狭山の民話に登場する妖怪をイラストで解説するコーナーは必見だよ。

INFORMATION

地図

狭山市立博物館

●開館時間
 9:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日
月曜日(祝日の場合は開館)
年末年始(12/27~1/4)、館内燻蒸日

入館料
一般150円、高校生・大学生100円
小学生・中学生は無料
※企画展開催中は、別途企画展料金が発生する場合があります

所在地:埼玉県狭山市稲荷山1-23-1

TEL:04-2955-3804

HP:sayama-city-museum.com

交通:西武池袋線「稲荷山公園」駅より徒歩3分
西武新宿線「狭山市」駅西口から西武バス「稲荷山公園駅」行きで終点下車、徒歩3分

22年6月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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