さっぴーの社会科見学へ行こう!
鎌倉・戦国時代 |
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「中世は武士が活躍した時代よね。ここでは入間川ゆかりの武士を取り上げているわ。えっ、源義仲の子・義高は、12歳で源頼朝の家来に入間川で討たれたの? まだ子どもなのに…」 | ||
「当時、その入間川からは砂鉄が採れたんだ。それで狭山では腕の良い鍛冶師や鋳物師が育って、武具や仏具を作っていたんだね」 | ||
「この時代は戦乱続き。このため、庶民は神仏にすがるようになって、狭山にもたくさんの寺社が建立されたのね。その一つが笹井観音堂だったんだ」 | ||
「この青緑がかった石碑は板石塔婆? 表面に梵字や観音様が刻んであるね。人々は死者を思い、平和を願ってこれを建てたのか」 |
江戸時代 |
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「平和が訪れた江戸時代には、新田開発が加速したんだ。狭山の南半分の台地は、主に17世紀に川越藩主の命令で開発されたんだね」 | ||
「新しい田畑が開かれると、まず領主が検地。広さなどを確かめて、どれくらい年貢を徴収するのかを決めたのね。この模型は検地の様子を再現したものだわ」 | ||
「狭山は江戸に近いから、将軍家や大名の鷹狩場に指定されていたのか。でも、大名をもてなさなきゃならないから、苦労が多かったんだね」 | ||
「昔の農具もたくさん展示されているわ。すべて手作業で作物を育てるのは、本当に大変だっただろうなあ」 |
狭山茶と養蚕 |
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「狭山といえば、お茶で有名なんでしょう。ここでは茶摘みから仕上げまで、模型を使って手もみ製茶の工程を紹介しているわ」 |
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「隣は養蚕の模型。明治時代の末ごろまでは、狭山の農家も盛んに養蚕に取り組んだんだね」 | ||
「わあ、この羽織は高級絹織物の斜子織で作ったものなの? なるほど、狭山市広瀬の斜子織は質が高かったんだね。最近は復元活動も行われているんだ」 | ||
「あれっ、この部屋には昔の農家の日用品が集めてあるよ。火鉢、箱膳、蓄音機…。時代はばらばらだけど、古い道具はどれも味があるね」 |
明治時代以降 |
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「フロアの奥は近現代のゾーン。うわぁ、馬が車両を引いているよ。これは1901~1916年に入間と飯能を結んでいた、馬車鉄道の実物大模型なのか」 | ||
「普通の鉄道は1895年に、バスは1926年に通ったのね。それが川越鉄道と丸慶自動車で、どちらも今は西武グループに吸収されているんだ」 | ||
「狭山市が誕生したのは戦後の1954年。市内には航空自衛隊の入間基地もあるけど、このあたりは以前アメリカ軍に接収されて、1973年に全面返還されたんだって」 | ||
「今ではさまざまな企業の工場も建ち並んでいるのね」 |
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