受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 桜蔭中学校

私の中学受験

M.Iさん

 レストランでお昼を食べ、緊張しながら合格発表の時間が来るのを待った。そして時間が来たと同時に母と一緒にボタンを押すと「合格おめでとうございます」という文字が目に飛び込んできた。私と母は歓喜に震えながら、なりふり構わずその場で抱き合った。大きな達成感とサピックスの先生方への感謝の気持ちが湧き上がってきた。
 正直、最初は桜蔭中を受験することに不安があった。というのも2年前に受験をした兄が開成中に受かっていて、家族や親戚が自分にも期待を寄せていたからだ。その期待を裏切ってしまうのではないかと不安に思ってしまっていた。しかしそんな不安はサピックスの授業で薄れていった。先生方の面白い授業はどれだけ長い間受けても飽きることはなく、受験が終わった今としてはもう二度と授業を受けられないことに寂しさを感じている。私は11月の桜蔭の学校別サピックスオープンで算数が20点ほどしか取れず絶望したが、それまでほとんど行ったことのなかった質問教室に意を決して行ったところ、先生から的確なアドバイスを頂き、その後のSS特訓の教材では徐々に安定した点が取れるようになり、1月にはようやく仕上がって本番当日も平常心を保つことができた。
 さて、私が受験をする前に大切にしていたことが二つある。一つ目は授業で理解しきるということだ。そうすることで帰ってから最低限の復習で済ませることができるし、睡眠をより長くとることができる。二つ目は最後までいつも通りの生活をすることだ。私はインフルエンザやコロナウイルスへの対策をした上で、受験前日まで普段通り学校に登校した。いつも通り美味しい給食を食べ、学校の友達や先生と接し、さらに友達からの応援も受け気持ちよく受験に臨むことができた。
 私は「ミスをしても大丈夫!」という安心感を与えて下さったサピックスの先生方に本当に感謝している。これから受験をする方も、サピックスを信じて頑張って欲しい。

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