受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 筑波大学附属中学校

努力の実り

H.Yさん

 僕は1年生の時からSAPIXに通っていました。1年生の時の問題は自分にとって簡単すぎる程でした。しかし、油断が生じ、一度だけ2クラスの内、下の方に落ちてしまいました。それは大変悔しかったです。特に、幼馴染の友人に負けたことが悔しく、その後、本気で勉強に取り組むようになりました。算数は得意でしたが、国語は苦手だったため、暇な時間は本を読んで読解力を高める努力をしました。その結果、4年生の前半まで成績は右肩上がりでした。しかし、4年生の初めに一番上のクラスに上がった際、慢心してしまい、理科は得意だったものの、社会が苦手で、徐々にクラスが下がってしまいました。それでも、まだあまり焦っていませんでした。しかし、5年生の後半には、真ん中くらいのクラスまで下がってしまいました。
 6年生の夏期講習からは、そのクラスから頑張り1つ上のクラスに上がることができました。この時期に、小さいころから続けていた水泳と算盤をやめ、新たな塾に入り、さらに勉強に励みました。しかし、SAPIXの偏差値はなかなか上がりませんでした。1月には、受験の緊張とストレスで病気になり、クラスメートに馬鹿にされてしまいました。それが悔しくて、本気で勉強を始め、毎日最低でも8時間は塾にいて頑張りました。
 試験当日は、ほとんど緊張せずに試験に臨むことができました。2月1日の入試では残念ながら落ちてしまいました。しかし、2月2日の入試では無事に合格し、大変喜びました。2月3日の入試合格の時が、人生でも最も喜んだ瞬間でした。
 この6年間で一番大切だと思ったのは、夢を例え、馬鹿にされたとしても、諦めず、努力を続けることと試験本番でいかに平常心を保ち、冷静に挑むことでした。みなさんも諦めず頑張ってください。

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