受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 豊島岡女子学園中学校

最終偏差値50

T.Sさん お子さんの名前 Sさん

 最後のサピックスオープンの偏差値は50(「最近5回分の平均偏差値」も50)でした。志望校に合格することができた理由は、①本番当日に実力を十分に発揮することができたこと、②最後の2ヶ月で学力を伸ばせたこと、だと思います。取り組んで良かったと思えることを記載します。

【合格につながったと感じる七つのこと】

志望校には、文化祭や説明会や見学会などを利用し、事前に10回以上行きました。本番当日、平常心で試験を受けることができたと思います。


併願校の日程は徹底的に検討し「これ以上無い」と思える状態まで仕上げました。親が覚悟を決めて受験に臨むための準備になったと思います。


4年生までは親子で一緒に勉強をしていましたが、6年生以降、学習面については、原則口を出しませんでした。本番当日の子供のメンタルは運ではなく、積み重ねの結果だと思います。サピックス保護者会でのアドバイスにもあるように「親は敢えて手を放す(5年生のうちから手を放していく)こと」が特に大切だと思います。


サピックス以外の教材は使用しませんでした。手持ちの教材を増やすと迷いが生じます。特に学力が最も伸びる最後の2ヶ月、余計な選択肢は消した方が良いと思います。SS特訓のテキストで、学力が一気に伸びたと思います。


サピックス以外の指導、家庭教師などは利用しませんでした。子どもが「自分の力で乗り越えてきた」という自信を持って、本番当日を迎えることができました。「一人で戦えること」が、本番で実力を発揮するために、何よりも重要なことだと思います。


苦手な算数から逃げなかったこと。国理社に時間をかけた方が4教科での偏差値は上がりやすかったかもしれませんが、算数に積み残しが多いと、最後の2ヶ月での追い込みはできなかったと思います。(娘の担当の先生の口癖は「逃げずに」でした)。


サピックスからのアドバイスをよく聞くことが、合格への一番の近道だと思います。また、担当の先生の手厚いサポートが無ければ合格は難しかったと思います。成績が低迷し親が混乱した時期にも的確な助言をいただくなど、大変お世話になりました。


 本番当日に力が発揮できるかどうかは、子どもの資質にもよりますが、5年生以降、子どもを鍛えていくことはできると思います。親が手を放すこと、余計なものに頼らないことが、合格へのメソッドだと思います。

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