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「最後まで諦めないで」の言葉は本当でした!
R.Hさん ●お子さんの名前 Rさん
「最後まで諦めないで」という言葉は、よく受験体験記で目にしたものですが、本当でした。少しでも参考になれば嬉しいと思い、記します。
サピックスには、最難関を目指せる環境があることに惹かれ、息子は4年生で入室しました。
5年生の夏までは、水泳の選手コースにも在籍し、一週間のスケジュールはかなりハードでした。他の習い事も6年生前半まで続けましたが、いつまで続けるかについては、とても悩みました。
息子が受験に本気になったのは、6年生の夏前でした。
それまでもやる気はありましたが、先生にお願いをして、「本気」になる声かけをして頂きました。効果は絶大で、忘れられない思い出にもなりました。
家庭学習について
水泳に励んでいた時期は、家庭学習の時間をどうやって確保するかが課題でした。隙間時間は、休息やゲーム、遊びに使われました。
仕方なく土日のまとまった時間に、一気にその週の復習をこなす形が定着しました。はじめは私もサポートしました。この一気に復習する習慣は、後に良くなかったと思い知ることになります。
記憶を定着させるためには、やはり小分けにして何度も繰り返したり、思い出す作業を計画的に行うべきでした。
国語
苦労しましたが、6年生の夏が過ぎる頃には、息子なりに長文にも免疫がついてきました。第一志望校の過去問には積極的に取り組みました。
一方で、開成中の記述対策は、復習が追いつかないまま、SS特訓の回数が進んでいきました。
クラスで息子だけ空欄があること、気合いで埋めるようにと先生に指摘してもらう程、合格点には程遠い状態でした。
息子は、11月になり、やっと奮起して、溜めてしまったプリントの直しに集中的に取り組み、より良い文に書き直す作業を繰り返しました。
間に合うのか焦りましたが、ギリギリ直前には、国語が一番自信があると言える程になりました。見ていて達成感がありました。
算数
理解力はあるものの、驚くほどのケアレスミスに最後まで悩まされました。本人もあらゆる対策をしました。本番は、気合いで乗り越えたようです。志望校別対策のプリントを繰り返して頑張っていました。
理科・社会
直前でもなかなか覚えられない事柄は部屋の壁やドアにも貼り出しました。
本来であれば、直前は「コアプラス」などで確認する程度に仕上がっているはずでしたが、実際は、基礎知識が抜けていると分かり、急いで5・6年生のテキストを抜粋してやり直しました。
応援する側としては、何度も心が折れました。それでも期待は持ち続け、現状を分析して落ち込むよりも、前向きな言葉や成功の思い込みを共有したことが功を奏したと思います。
先生方も最後まで息子の可能性を否定せずに応援して下さいました。数々の逆転合格を知りつくしているからこそ出来た対応かと思います。
親子で信頼出来る先生方に出会えたことに心から感謝いたします。
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