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最新中学入試情報
進学校 ▶ 駒場東邦中学校
ゲームとバスケと勉強と
N.Oさん ●お子さんの名前 Tさん
2月2日午前の受験が終わって出てくる息子に、合図で駒東の合格を伝えると、小さくガッツポーズをして喜び、その足ですぐ駒東へ向かって合格発表の掲示を確認し、そしてまたすぐ新しいSwitchのゲーム機とソフトを買って、昼食もとらずにゲームを再開しました。駒東に合格して受験が終わる日を待ちわび、なんとかここまで集中力を切らさずに乗り切った瞬間でした。さらに2月3日にはもうバスケの練習試合に復帰しました。
ゲームが大好きで、面倒くさがりで好きなことしかやらない、幼くて、やるべき勉強をきちんとこなすのが大嫌い、そんな息子にとって5年生の後期が一番辛い時期でした。難しくなる勉強内容となかなか終わらない家庭学習に、勉強したくない、塾に行きたくないと言っていた日も多く、いつも息子の対応に手こずっていました。
6年生になり、演習が増えて授業点を競い合うようになると、徐々に競争心に火がつき出しました。特に土特では授業点のクラス昇降で一番上のクラスまで昇ることができ、手ごたえをつかんだようです。それでも夏前は、最低限の家庭学習が終わるとゲームをやるので、多い時は平日でも2時間くらいゲームをしていました。急いで課題を終わらせてゲームに飛びつく日もあれば、なかなか勉強が進まず、ゲームの時間もなくなり、それでも夕食後に30分やらせてくれとせがむ日もありました。
そんな息子も、オンラインゲームは7月末までと決めていて、夏休みに入るとゲーム機を隠してくれと持って来て、ゲーム断ちをしました。(iPadでの動画の視聴は受験まで続けていましたが。)小学校1年生からやっていたバスケも、だんだんと練習に行ける日が減っていき、7月半ばの練習試合を最後に、お休みをすることにしました。
夏休みも、クラス昇降に乗せられて、授業点でいい点を取ることだけを目指して熱心に復習し、夏期講習期間中に1番上のクラスまでクラスを昇っていきました。SS特訓も興味は友達との勝負だけ。毎回、何位だった、誰に何点負けた、と嬉しそうに時に悔しそうに話してくれました。
1月は、過去問の2周目とSSの解き直しを必死にやっていました。最後の2回のSSで出来の悪い教科があり自信を無くしていましたが、質問教室や前日の激励電話でも解き方のアドバイスを頂き自信を付けさせてもらいました。最後は、自信を持っていくことが大切だと感じ、家でも過去問や模試の結果、SSの順位や点数など、よくできたものを見せて自信を付けさせていました。
息子は、入試前日のそわそわした緊張感と、受験が終わった後の発表までの不安な感覚だけは忘れられないと言っています。合格をいただいた今、女子がいないのはつまらないなあと言いつつ、中学校生活を楽しみにしています。ゲーム感覚で息子のやる気を引き出してくださったサピックスの先生方、本当にありがとうございました。
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