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最新中学入試情報
進学校 ▶ 駒場東邦中学校
いちばん大切なことは
B.Aさん ●お子さんの名前 Mさん
体験記を書きながら考えた。親ガチャ…教育虐待…とかくに令和は住みにくい。こんな時代ゆえ、中学受験への親の関わり方が本当に難しい。それだけに2月2日朝、合格通知を頂いた時、難関校にも負けない勇気と知力を我が子にもたらしたSAPIXの凄さとそこへの関わり方はどうにか間違ってなかったと安堵したことを今思い出しています。
そもそも受験を意識した小4時、近くの校舎は満員で呆気に取られ、また最初の模試は偏差値40台で「下剋上受験か」とすっかり気が重くなった、そんなスロースタートでした。でも父親として「受験はSAPIXで」と決めていました。5年前、長女の受験を他塾で経験した際、SAPIXの強さを目の当たりにして「この塾界の〝 虎の穴〟の正体を見たい」との思いがあったからです。
蓋を開けると想像以上。『苛烈なスパイラル演習/クラス替えで競争心を高める仕掛け/難問・良問揃いだが解説は親子泣かせ』しかもプリント整理をはじめ、親の負担が少なくない。息子の心が途中で折れないかも心配でした。思えば長女の時は塾任せでしたが、今回の親の役割はこのSAPIXを乗り切る〝戦略〟を陰で立てる軍師のようなものだとイメージし、伴走を楽しむ気持ちで臨みました。
心掛けた事はそんな難しいことではなく、「子供の学習状況はリアルタイムでそっと把握」「塾を信用して復習に徹する」「模試に一喜一憂せず」「親も学習の中身に興味を持つ」「ラストスパートに余力を残しておく」そしてせっかくの機会、息子を多少、自律させることを最終目標に掲げました。
ただ大きな壁がありました。息子は算数は苦労と試練の連続で、合否を分けるのは算数と言われる中、圧倒的不利。しかし〝虎の穴〟の掟破り覚悟の志望校選びで理数のハードルが高い難関校・駒場東邦中を第一志望にしました。学校説明会等に足を運び、ここで学生生活を送らせたいと思ったからです。
息子は国社には自信があるというので「国社勝負で負けてたまるか大作戦!」と不安払拭を心掛け、模試のデータ分析や過去問演習を通じた相性のよさを確認し親子で前向きに考えました。それでも最後までSS特訓と過去問の復習で算数にかかりきりでした。本番で似たような出題はなかったようですが、駒東独特の難問に気圧されることなく、模試慣れで緊張感はなかったといいます。
受験を終えて、大切なことを一つ挙げるならば〝子供の気持ち〟としっかり向き合うことだと思います。親子の関係はこの先の方が長く、受験でひびが入ることになっては身も蓋もありません。
またゴールデンエイジと言われる9~12歳は運動神経が発達し、才能の芽生えもあるとされ、この大切な時期を受験勉強に専念する上では親子の情意投合は必須です。それでも思春期のイライラ等で親子の衝突は避けられないと思いますが、それをうまく鎮めるのも軍師の役目と考えれば乗り切れると思います。頑張ってください。
2024年度中学入試 受験体験記 |
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