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最新中学入試情報
進学校 ▶ 開成中学校
ギリギリ間に合った国語
Y.Hさん ●お子さんの名前 Hさん
「うれしいきもち」
「かなしいきもち」
初めて受けた組分けテスト、国語の記述にはポツンとこの二つの言葉。惨憺たる結果でした。読書もしない、漢字も苦手、辞書で調べるのも面倒くさい、文章にハマるかハマらないかで偏差値乱高下は当たり前…、国語苦手要素が詰まった息子でした。
国語苦手を克服するために、入試で頻出された本を購入したり図書館で借りたりしましたが、読んだのは夫だけ…。読書に興味のない子に本を読ませるのは、無理です。また、漢字誤字で減点されたくないからとほぼ平仮名の記述には頭を抱えました。漢字を覚えればいいのに適当に練習するので覚えない…。ちゃんと書こうね! 調べようね! と何度言っても反抗期男子には暖簾に腕押し糠に釘、「あ~、やる気なくした!」と勉強閉店してしまいます。私が介入してもケンカになり険悪ムードで他の科目の家庭学習に支障をきたすため、途中から国語の勉強の中身に関してはノータッチでした。
ですが、サピックスの授業を通じて大量の文章に触れ、毎回のテストで語彙と漢字を繰り返すことにより身につけ、SSで仲間たちと切磋琢磨し、少しずつ変わっていきました。
そして、過去問演習・冬期講習・正月特訓と激動の演習を重ねていき、1月中旬に「オレ、国語ができるようになったかも」と本人の口から『国語仕上がった宣言』が出たのはびっくりしましたが、実際国語ができるようになっていたのだと思います。ギリギリ間に合いました…。
家庭学習でなんとかしようとしても出来なかった国語を、どうにか試験に挑めるまでの形にしてくれたサピックスってすごいな!と心の底から思います。
受験生活は長いです。「今やるところ!」と言っているのに全然始めない、「これ大丈夫?」と聞くと必ず「大丈夫!」と返ってくる(全然大丈夫ではない)。「ちょっと待って!」とゲームや漫画をやめない。そんな息子の態度にイライラ。そうかと思えば、ニュースを見て自分の意見を口に出したり、授業の内容を楽しそうに話す息子を見て成長を感じ、私も頑張ろうと思えたり。自分のモチベーションも上がったり下がったりします。
ですから、受験生活を乗り切るためには、自分で自分の機嫌をとって気持ちをリセットすることが大切です。友達とランチに行っておしゃべりをする、好きなドラマを見る、内緒で美味しいお菓子を食べる、コーヒーを飲んで一息つく、昼寝をする…。適度に自分を甘やかしたことで、最後まで楽しく伴走できたのかなと思います。
最後に、面倒くさがりやの息子に開成中に合格できる力をつけてくださった先生方、本当にありがとうございました。
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