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最新中学入試情報
開智所沢中等教育学校が新設
共学化して国際教育を打ち出す学校も
今春の新設校としては、埼玉県所沢市の開智所沢中等教育学校があります。JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約12分の場所で、同じ敷地内に小学校も併設され、12年間一貫教育を行います。同校の1月入試は、さいたま市岩槻区の開智と合同で行われました。受験生には「開智のみを希望」「開智所沢のみを希望」「両校を希望(開智優先)」「両校を希望(開智所沢優先)」の4パターンがありました。
最近では、女子校から共学化され、国際教育を強く打ち出す学校も増えています。2024年は大田区の「蒲田女子高等学校」が共学化され、学校名も「羽田国際高等学校」と変更します。そして、2026年からは中学校も新設されます。さらに、練馬区の東京女子学院(高校は2025年、中学は2026年)、鎌倉市の鎌倉女子大学中等部・高等部(中高とも2026年)の共学化もすでに発表されています。
高大連携を強化した学校が人気に
大学との法人合併をめざす学校も
近年、人気が上昇している品川区の香蘭女学校は、2025年からは、立教大学への推薦枠が拡大され、97名から160名になることが2023年秋に発表されました。同校の1日午前入試には、昨年は412名が応募しましたが、従来の2科・4科選択制から4科目になった今年は、398名とやや減少しました。
2026年から明治大学系列校になって共学化される世田谷区の日本学園も、2024年は第1回から第3回までのすべての入試で、従来の2科・4科選択制が4科目になりました。応募者は、前年より大幅に増えた昨年に比べるとやや減少し、第1回は418名から330名になっています。
2023年11月には、北区の順天中学校・高等学校が、北里大学との2026年の法人合併をめざすことも発表されました。入試が迫った時期のことでしたが、同校は今年、多くの日程で応募者が増加しています。
系属校化まではいかなくても、有名私立大学との高大連携を打ち出す学校も増えています。たとえば千代田区にある三輪田学園は、近隣の法政大学との高大連携をさらに拡充し、最大30名の推薦枠も設けることになりました。そのためか、今年もほとんどの回で増えています。
千葉県市川市の国府台女子学院も人気で、今年は第1回入試の応募者が約24%増加し、1000名を超えました。三つの女子大学と連携して高校在学中に大学で学べる機会を作ったこともその一因かと思われます。
開智所沢と合同入試の開智が応募者増
渋谷教育学園幕張①は男子が増加
埼玉県の学校の一般入試は1月10日から始まります。10日と11日に分けて行われた栄東Aは、昨年も8000名近い応募者を集めましたが、今年は合計8000名を超えました。また、前述したように、開智所沢と合同で入試を実施した開智は、どの日程も大幅に増加しました。
14日の浦和明の星女子①は昨年が1987名、今年が1980名と、ほとんど変化がありませんでした。極端な応募者の増減がなく、2000名前後で非常に安定しているのが特徴です。13日の淑徳与野①も昨年が1771名、今年が1793名と大きな変化はありませんでしたが、これとは別に、医学部や難関理系学部をめざす「医進コース」の特別入試を11日午後に新設しました。ここには525名の応募者が集まりました。大宮開成は引き続き高い人気で、埼玉栄、青山学院大学系属浦和ルーテル学院は全日程で増加しました。
1月20日からの千葉県の一般入試では、20日午前に幕張メッセで入試を行う市川が男女とも2%ほど減少しましたが、昨年男子が大幅に増えたのを維持したともいえます。渋谷教育学園幕張①は、男子が90名増えました。これで3年連続の増加です。女子はやや減少しましたが、合格者がそれ以上に減ったため、さらなる激戦となっています。東邦大学付属東邦(前期)は、ほぼ昨年並みでした。
●埼玉県・千葉県の主な学校の応募者の増減(2023年→2024年)
2024年度 中学入試特集目次 |
◎2024年度中学入試特集 ◎首都圏:2024年度中学入試レポート|緊急分析 2024年度首都圏中学入試の動向 ◎関西圏:2024年度中学入試レポート|緊急分析 2024年度関西圏中学入試の動向 |
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