さっぴーの社会科見学へ行こう!


江戸時代 |
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| 「約260年間も続いた江戸時代の紹介には、展示室を二つも使っているよ。おっ、川越城のジオラマを発見! 武蔵国には、この城を中心とする川越藩のほかに、忍・岩槻・岡部などの藩があったんだ」 |
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| 「江戸時代も中期までは天下泰平。地方へ延びる五つの街道が整備され、庶民も旅を楽しむようになったのね。そのうち武蔵国を通っていたのは中山道と日光道中。フロアには旅装束の人形もあるよ」 | ||
| 「船の模型もあるよ! これは新河岸川を走っていた高瀬舟か。武蔵国には海がないから、江戸と荷物を行き来させるのに、こうした川船を使ったんだね」 | ||
| 「ところが江戸後期になると、災害が続いたり、アメリカから黒船が来航したりして、日本全体が動揺。幕藩体制もだんだん揺らぎ始めたのね」 | ||
明治時代~現代 |
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| 「埼玉の歴史をたどる部屋はここが最後。1869(明治2)年の廃藩置県によって、まず大宮県が設置され、8か月後に浦和県に改称。今とほぼ同じ県域の埼玉県が誕生したのは1876年だって」 |
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| 「その後、1883年には上野から熊谷まで鉄道が開通。近代的な工場も次々と建設されて、埼玉県は大きく発展したんだ。川口を代表する産業・鋳物などの地場産業を紹介するコーナーもあるよ」 | ||
| 「でも太平洋戦争が始まり、その最後の日、1945年8月15日の未明に熊谷市が空襲を受けたのね。これは不発弾だって…。怖いなあ」 | ||
| 「県内の多くの都市では焼け野原になったけど、みんなの努力で急速に復興したよ。暮らしを支えた昔の家電製品もずらりと並んでいるね」 | ||
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| 「常設展示室の中には、ちょっと変わり種の部屋もあるんだ。その一つが美術展示室。ここは季節ごとに展示替えを行い、日本美術の魅力を伝えているよ」 | ||
| 「12月14日までのテーマは『人をうつす』。歴史的人物をモチーフにした絵画・彫刻・写真などが集められているよ」 | ||
| 「えーっ! だるまって実在の人物がモデルだったの!? 中国禅宗の祖、達磨大師という人がモデルなんだって。初めて知ったよ」 | ||
| 「こっちの胸像や写真は、一万円札の肖像にもなっている渋沢栄一だよ。江戸時代末期に今の深谷市で生まれ、後に大実業家になったのね」 | ||
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| 「最後はもう一つの変わり種、民俗展示室だよ。ここも定期的に展示替えをしていて、今は『火とくらし』がテーマだって」 |
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| 「人間は昔から調理だけでなく、暖房や照明にも火を使ってきたもんね。ここでは県内での炭焼きの様子や、火薬入りの筒を打ち上げる秩父の祭礼花火・龍勢なども紹介されているよ」 | ||
| 「フロアには明治時代の消防組織『火消し』の分厚い半纏や、防火・消火に関する資料も展示されているのね」 | ||
| 「お、囲炉裏の再現コーナーだ。火鉢や行灯もあって、昔の人が本物の火のぬくもりのそばで過ごしていたことがよくわかるな」 | ||
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