さっぴーの社会科見学へ行こう!
4植字 |
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「文選工が選んだ活字を、ページの形、つまり印刷の版に組み上げる工程が『植字』ね。これは行数・文字数、写真や挿絵の入る位置などを、指定どおりに再現する細かい作業なんだ」 | ||
「金属のケースに活字を隙間なく詰めていくのか。カッコなどの記号は、この植字の段階で入れるんだね」 | ||
「余白には無地の鉛を入れるよ。寄せ木細工みたいに隙間なく埋めていく必要があるのね。版の実物を見ると、細かさがよくわかるなあ」 | ||
「間違った活字が入っていたら、ピンセットで活字を引き抜いて修正するのか。完成した1ページ分の版は、崩れないように、たこ糸で縛っておくんだね」 |
5印刷 |
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「版が完成したら『印刷』開始だ。内容に間違いがないか確認した版を、8ページや16ページなどの単位で印刷機にセットして、これにインキを付けて刷るんだね」 |
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「館内には100年前の印刷機が置いてあるよ。わあ、動き出した! えっ、紙は1枚1枚、手で差しこむの? 集中していないと、タイミングが合わなくなりそう」 | ||
「この印刷機は国産で、部品には竹も使われているんだって。手前の小さなモニターでは、実際の動きの解説映像も見られるぞ」 | ||
「印刷が終わったら、版のインキを落として活字をばらしてしまうんだって。手間がかかっているのに、ちょっともったいないね」 |
6製本 |
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「最後は『製本』だ。印刷した紙を折って、本にしていくのね」 | ||
「製本の種類は実にさまざま。表紙に厚い板紙を使うハードカバーの『上製』や、柔らかい紙を使うソフトカバーの『並製』など、用途や予算に合わせて選べるんだ」 | ||
「とじ方も、糸でかがるものや、のりづけするもの、ホチキス留めのものなど、いろいろなタイプがあるのね。棚に並んだ見本を比べてみると、違いがよくわかるよ」 | ||
「奥に置いてあるのは、かがり機だ。これでミシンみたいに糸で本の背をとじるんだね。動く様子はモニターで確認できるぞ」 |
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