受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

自由を尊重する理念の下
広がる「新しい学びの世界」が
次代を先導する力を養う

慶應義塾中等部 部長 松本 守 先生

2年生から体験できる海外研修
一貫教育校対象の留学制度も充実

キャプションあり
上/ミツバチを飼育する選択講座も。生徒たちがハチミツを収穫しています
下/2年生対象の英国研修。ホームステイをしながら現地の授業に参加します

髙宮 慶應義塾では一貫教育校向けのさまざまな留学プログラムも導入していますね。中学生でも参加できるコースもあり、積極的に手が挙がっているのではないでしょうか。

松本 そうですね。慶應義塾には「一貫教育校派遣留学制度」があって、アメリカやイギリスの名門校で学べる機会があります。参加を希望する生徒も一定数います。

髙宮 前塾長の長谷山彰先生が一貫教育校担当理事のときに、いろいろなボーディング・スクールを回っていらしたと思います。インタビューをさせていただく機会がありましたが、「やはり海外の名門校はレベルが高く、特に少人数教育がすばらしい。慶應の一貫校も追いつかなくてはだめだ」とおっしゃっていました。そのとき各校で、世界のトップ校を目標にしてグローバル教育と少人数の教育を充実させるという方針が出されたと記憶しています。

松本 中等部もさまざまな国際交流を行うようになりました。現在は3年生対象の夏期英国研修、2年生対象の春期英国研修のほか、夏期ハワイ研修も実施しています。1学期には提携校であるハワイのイオラニ校から生徒が来校しますし、2学期にはイギリスのホカリル校からも来ます。どちらも中等部生の家にホームステイしながら本校で学ぶので、本校の生徒にとっても同世代の外国人と交流できる貴重な機会になっています。

25年4月号 さぴあインタビュー/全国版:
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