受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 豊島岡女子学園中学校

最後まであきらめない

M.Sさん

 私は、4年と5年の時、小学校の吹奏楽団に入っていました。その2年間の大半を時間の拘束のある部活で過ごしていたので、まともな受験勉強ができず、授業についていくこととテキストの復習などの最低限で終わっていました。6年生は必死で勉強しました。
 見学で気に入って第一志望になった豊島岡は、国語の選択問題の1問のミスが命取りになります。私は国語が苦手で、過去問を何回やっても最後の2択ではずし、合格者平均点どころか受験者平均点にも届かない状況が1月まで続いていました。
 そんな中、浦和明の星の試験を受けました。豊島岡と同じく、国語の抜き出しや選択問題が多く、苦手としていたタイプの問題を出題する学校でした。が、自分でも驚くほどに丁寧に読み、今までしてきたミスを意識しながら解くことができ、合格することができました。
 自分の中では2月1日校よりも合格可能性が低いと思っていた豊島岡の受験にこだわることは冒険的なことでしたが、1月の合格が支えになり、そのまま受験することにしました。また、SSの志望校別コースでとても仲良く過ごすことができ、どんなに成績が良くなくても、最後まで勉強が嫌にならずにすみました。この友達と一緒に学校に通えたら楽しいだろうなと思い、1日の受験校も最後まで変更しませんでした。
 そして受験した1日受験の学校は、算数に加え、今まで得点源にしてきた理科が難しく、解けない問題が多かったので、残念ながら不合格となってしまいました。
 豊島岡は、途中、算数で分からない問題にぶつかり半泣きになりながら最後まで解き、落ちたかもしれないと思いながら理科・社会を解きました。それでも最後まであきらめずにできたことが、合格につながりました。
 成績が思うようでなくても、サピックスの授業を信じること、苦手から逃げないことが大切だと思います。最後までやり抜くと、達成感はこれ以上ないものになります。合格を信じて頑張ってください。

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