「Aちゃん、豊島合格したよ！」「えっ！ 見間違えじゃない？」
　はじめ、合格を母に告げられた時は、合格したという実感が全く湧かなかった。何回も合格発表一覧を確認して、実感が少しずつ湧いた。
　６年生の秋の初めのころ、その頃の成績をふまえ、家族で相談し、チャレンジ校は２月１日の学校に絞り、２日の豊島岡はあきらめて安全校を受けることにした。正月特訓の頃にはだいぶ手ごたえを感じられるようになってきたが、１月の最初の受験に落ち、焦り、必死になって勉強した。そのおかげか、１月校で、通ってもよい学校の合格をもらえた。その後、一旦はあきらめた豊島岡の過去問を解いてみたところ、前にやった過去問と同一人物が解いているのか疑わしくなるほど、点数がアップしていた。その二つのことから、豊島岡にチャレンジすることにした。そして、受かったのだ。正直、大変だったし、たくさん我慢することもあったが、合格をもらった時の嬉しさは我慢したことなどよりも何倍も大きかった。
　私から、次の６年生に、言いたいことは、次の八つだ。

●理科と社会の、自分だけのノートを作る。（間違えた問題や先生が言った、大事なことをメモする）

●国語の読解は、授業中にしっかりと先生の解説を聞いて理解する。

●国語の知識は、毎日少しずつ「漢字の要」や、「言葉ナビ」をする。（直前期は、語彙力完成プリント）

●算数は、先生に指示された問題を、家で解く。

●やる気がなくなったら、場所を変えて勉強する。

●しっかりと集中して一問一問を大切にして解く。

●体力維持。（直前期以外は、適度な運動も大切！）

●忘れ物は絶対にしない！ 直前期に、サピックスにもっていかないといけないテキストを忘れると、自分も親も先生も困るよ。重大ニュースも、忘れると、大変だよ。

　最後に、支えてくれた家族・先生方に、ありがとう！
　祈・合格！