受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 桜蔭中学校

算数苦手女子の必勝法

A.Kさん

 2月2日午後2時、私は「ログイン」のボタンを前に頭を抱えていた。桜蔭中の入試結果を見たくなかったのである。どの科目も爆死したと思っていたので、本当に自信がなかった。が、いざボタンを押すと「合格おめでとうございます」の文字が目に入った。その瞬間、私は奇声をあげて喜んだ。
 私が桜蔭中に合格できた理由を考えてみると、7個のポイントが浮かんできたので、ここに記そうと思う。一つ目、基礎トレを毎日すること。二つ目、4・5年生のときは計算力コンテストをやること。この二つは、基礎力・計算力という算数において大事なところをおさえられるため、やっておいた方が良いと思う。三つ目、算数の家庭学習はストップウォッチでタイムを計ること。これをしておくと自分がどんな問題にどれだけ時間がかかるのか分かり、テストの際に時間配分を考えられる。四つ目、ひまな時はコアプラス・漢字の要・データバンク・重大ニュースを見ること。五つ目、理科のデイリーステップをやること。六つ目、社会は授業をしっかりきくこと。この三つは理科と社会において知識分野を完璧にするためには欠かせないし、しっかりやった分だけ力はつくと思う。最後、七つ目。国語は文章をしっかり読むこと。特に、記述が苦手なそこのあなた。分からない時はとりあえず本文からぬきだしてみよう。そうすれば、どこかの要素はヒットするはず。ただ、「あなたの言葉で」という条件つきの記述では使えないので要注意。
 最後に。桜蔭を目指す人のなかでも、算数が苦手な人へ。桜蔭の算数は難しく、差がつかないため、自分が解けるところを解くのが合格への近道である。私は実際、大問1の(2)(3)と、大問2の(4)、大問3は全て捨てて、大問4は完答した(答えも合っていた!)。あと、国・理・社が得意なら、それでかせげば良いので、きっとあなたのサクラは咲くはず。桜蔭で待ってます。がんばって下さい。

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