受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

大事なのは「愛」と「勇気」と「根性」だ!

K.Oさん

 タイトルに使ったのは、亡き戦友の口癖です。振り返ってみると、僕の中学受験はまさにこの言葉通りだったと思います。(僕の体験記は精神論になります。現実的なアドバイスは他の体験記を参考にして下さい)
① 愛
 誰に何を言われても、第一志望校は「愛」が一番強い学校を選んだ方が良いです。併願校を選ぶ時も、学校への愛は大事です。志望順位によって量の差があったとしても、「ここに行きたい」という気持ちは力になります。逆に、行く気が無い学校を受けても、学校の方が門を開けてくれません。偏差値が10以上差があった&模試で志望者内順位1桁だったはずの某校を落とした僕の、心からのアドバイスです(泣)
② 勇気
 受験生活最大の決断は6年生の秋でした。「2月1日は確実に合格を取り、2日の聖光に全力投球」プランにどうしてもモチベーションが保てなかった僕は、「1日は開成を受ける!」と宣言しました。親は驚き反対しましたが、先生からの「この時期に自ら志望校を上げるのは良い変化です。彼のやる気を信じましょう」という後押しもあり、挑戦を認めてもらいました。聖光の合格可能性30%の状態で、併願校を開成に変えるなんて無謀に見えただろうし心配させたと思います。でもあの時勇気を出したことで、僕は本当の意味で「自分の受験に責任を持つ」覚悟ができました。開成は不合格でしたが、挑戦したことに後悔は無いし、開成に向けて重ねた努力も絶対に聖光合格に繋がったと思います。
③ 根性
 何だかんだいって最後は「根性」だと思います。中学受験は一発勝負の競争なので、努力が必ず報われるとは限らないし、逃げたくなる時もありました。でも、諦めてしまったら合格の可能性は0です。聖光進学の夢を叶えた今、最後まで諦めなくて良かった!と心から思います。

 これまで僕の受験を見守り、導き、最後まで応援してくれたすべての人に感謝を込めて。ありがとうございました!

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