受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 慶應義塾普通部

文武両道 ~1秒でも早く受験を終わらせる~

Y.Mさん

 2月10日アクアティクスセンターで開催された東京都の大会における決勝レースでぼくの名前が呼ばれました。ちょうど1週間前は慶應中等部の入試を終え慶應普通部の合格書類を受け取り一息ついていた頃だと思うと、いまだに信じられない気持ちになります。ぼくの中学受験生活は水泳との両立がテーマでした。
 6年生の夏までは全国大会出場を目指し、水泳の練習と大会出場を続けました。ぼくと同じように水泳と受験勉強の両立を図って慶應普通部に合格した先輩が同じスイミングチームに所属していたこともぼくにとっては大きなはげみになりました。
 水泳とサピックスの両立をするだけでも時間が無い中、ぼくは小学校に電車通学しており水泳の練習場所も自宅から遠かったので、なおさら効率的な時間の使い方がもとめられ、両親や姉のサポートもありなんとかやりこなすことができました。
 逆に夏以降水泳の練習を休止した時から成績が急降下し、10月のマンスリーテストではサピックス人生で一番悪い成績を取ってしまいました。今にして思うと時間があり、勉強をしているつもりであっても切り替えができずにどこか気分が乗り切れていなかったんだなと思い、少し反省しました。そこからサピックスの先生方の指導もあり4科目の基礎をもう一度徹底的にやり直したところ合格力判定サピックスオープンや学校別サピックスオープンではだいぶ挽回することができました。また受験を応援してくれたスイミングチームのみんなと少しでも早く一緒に練習ができるよう1分1秒でも早く受験を終えたいという強い気持ちが合格を勝ち取れた原動力になったと思います。
 ぼくは慶應普通部に合格した日から練習を再開し、1週間後の試合では決勝レースに進出し、また新たな目標に向かい練習に励む毎日です。後輩のみなさんの中にもスポーツと両立しながら受験勉強を頑張っている人もいると思いますので、ぼくもそのはげみになれれば幸いです。

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