僕からアドバイスできることは三つあります。一つ目は、無心で入試に挑むということです。無心を意識している時点で無心ではないですが、つまり余計なことを考えないということです。もちろん「絶対にこの学校に受かりたい」とか「ここに受かってだれかを見返してやりたい」という気持ちで受験勉強に臨むことはとても良いと思うので、否定しません。しかし、受験当日までそういう気持ちをもって本気で受験勉強をやってきたならもうすでに合格をもらえる力は持っていると思います。あとはその力を最大限出し切ることが大切ですが、受験本番では余計なことを考えずに、ただひたすらに目の前にある問題を解ききることが最善の方法だと思います。二つ目は、他の受験生に惑わされないということです。受験会場では休み時間に友達で集まって「簡単だったわ～」と大声で話している受験生がいるかもしれませんが、だいたいそういうことを言っている人は、逆に自信がないから自分を安心させたいだけです。もしくはそういうことを言うことがかっこいいと思っています。今までずっと受験勉強を頑張ってきたあなたが「難しい」と思ったらみんなはもっと難しいと思っています。三つ目は、終わった科目のことは考えないということです。先ほども言った通り、あなたが難しいと思った科目や問題はみんなも難しいと思っています。しかも、終わった科目のことを考えて「あれはこうやればよかった」と後から気付いてももう変えることはできません。だったら暗い雰囲気のまま次の科目に臨むより、「次の科目で巻き返そう」という明るい雰囲気で、けれど無心で次の科目に臨んだ方が良いと思います。受験がんばってください！