受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

合格率20%の僕が自信を持って開成中に挑むために

S.Aさん

 最初に言う。僕は第一志望の開成のほかは、第五志望の栄東しか合格できなかった。海城、本郷、都市大付属には落ちてしまった。実は開成は相当チャレンジ校だったんだ。しかし本番、他のどの学校よりも「全てを出し切れた感」があったのは開成だった。「できた!」 終わった瞬間、爽快だった。
 なので、今回は自信を持って挑める方法をここに書こうと思う。
 まず、サピックスでやったミニテストはその日のうちに必ず確認し、次にその問題が出たら絶対解けるようにすることが大事だ。そうすると、基礎をしっかり確認することができ、応用問題にも適応するための足掛かりになり、解けなかった問題が少しでも分かるようになる。これはとても自信がつく。
 次に、自分が苦手な分野には逃げずにしっかり向き合うべき。算数の先生がおっしゃっていたが、「わからないところも15分は考えろ!」だ。普段から粘り強く考えて諦めない強さを身につけると、本番でも最後まで粘り強く考えることができ、自分が納得できるくらい全力を出し切れるのではないかと思う。
 理・社の暗記は、寝る前に繰り返しやるのがお勧め。日付と、間違えた箇所に×を付けておき、何度も確認した方が良い。基礎と暗記は裏切らない。
 さらに合格に貢献したと思うのが、12~1月に凄まじい勢いで解きまくったSS特訓の算数の開成対策プリントだ。毎週配られてすごい量になるが、母に頼んでコピーしてもらい毎日チャレンジした。最後まで全部解けるようになんてならなかった。でも必ず力になる。難しい問題をよく考えて何度も何度も解いたことによって、自信も実力もついたと感じた。
 それでは直前期の過ごし方を。暗記モノの確認は最後まで毎晩。×の所を徹底して再確認する。SS特訓単科講座の算数解法力のテキストを、ラスト3日間で解き直したのも良かった。
 最後に。電車の中は暑すぎて酔うかもしれない。温度調整ができる服装をして行くのが、おススメ。

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