夏期講習のマンスリーテストの結果発表を見たとき、僕は絶望的な気持ちになった。偏差値は今までとったことがない55で低く、次のコースがどこまで下がったか不安になった。コースは僕が思っていたほど下がらなかったけれど、その後必死になって勉強に取り組んだことで第１回合格力判定サピックスオープンでは麻布の合格可能性が80％になり、成績が上がった。だが、そこで少し気がゆるんでしまい第２回合格力判定サピックスオープンでは麻布の合格可能性が50％まで下がってしまい、偏差値も夏期講習明けのテストと同じ結果になってしまった。僕はなんとかしなければと思い、ゲームや動画をやめ、基礎を見直したことで成績はぐんぐん上昇し、第４回合格力判定サピックスオープンの偏差値は68まで上がった。
　１月はとにかく過去問を解いた。そして、ついに当日、４時間目の理科まではこのまま合格してしまうんじゃないかと思っていたが、理科の大問３番を解いている途中時間が足りなくなりあせってスピードをはやめた矢先、全然わからない問題にあたり、その後もあせりのせいか問題が理解できず泣きそうになるまで追いつめられてしまった。でもその時一度冷静になれたからわからなくなったところを勘で埋められたし時間も足りた。
　さあ２月３日の合格発表、母が受験番号を見つけたときものすごく嬉しかった。僕を麻布合格に導いてくれた先生方には本当に感謝しています。今まで本当にありがとうございました。
　先生にお世話になった一つの例に、授業後に行われていた「質問教室」がある。僕は５年生のときに初めて勇気を出して利用してみたけれど一度行けばためらいもなく質問に行けるようになった。みんなもぜひ質問に行ってみて下さい。
　最後に、入試の結果は最後までわからないのであきらめずに、本番もわからない問題に出会っても心を一度落ち着かせて最後まで解ききりましょう。ケセラセラ（なるようになるさ）受験が終わった自分を想像してがんばって。