受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 筑波大学附属駒場中学校

平常心

E.Aさん お子さんの名前 Oさん

 受験が終わったら保護者体験記を提出することを息子と約束していたので果たすべく、そしてほかの方々に少しでも役立てることがあればと考え、書いていきます。受験期間を通して、努めたのは平常心で見守ることです。もちろん時に気を張ることはあったものの、出来るだけ親が一喜一憂せず、受験生である息子が自分の力を存分に発揮できるよう、サポートすることを心がけました。

①勉強面
 内容はSAPIXと本人に任せていました。親が行ったのは、息子との大まかなスケジュール作成、過去問コピー、おおざっぱなファイリングです。息子はSAPIXで学んだ面白い問題を紹介したり、解説してくれました。新小4でSAPIXに通い始めた当初は、勉強のペースを作るのに苦労していましたが、小6になると主体的に取り組むようになりました。実際、入室当初は苦手だった国語の記述問題もSS特訓を通じて積極的に挑み、直前期には得点源になっていました。

②運動面
 受験期とゴールデンエイジが重なっているため、運動不足を解消するよう取り組みました。SAPIXからの帰路は、たいてい公共交通機関ではなく、親とジョギングや徒歩で帰宅しました。その際の会話も気晴らしになっていたかもしれません。また、授業の無い土曜午前中はプールに行ったり小学校の校庭開放で体を沢山動かしたりしました。ストレス発散および体力向上に効果があったと思います。

③精神面
 いつも通りの力を発揮するために、特別なことは敢えてしませんでした。息子自身も受験日に備えて直前期に少し早起きになる以外は、普段通りの毎日を送っていたようです。1月も学校に登校し、SAPIXも対面で授業を受けました。なお、最初の受験校から、本人は模試みたいな気持ちで受けられたそうです。これはサピックスオープンを様々な中学校で受けることができたからもあったと思います。雰囲気に慣れるために、サピックスオープンは中学校会場で受けることをお勧めします。
 小6の夏休みを過ぎた頃に息子に対して、「受験までの過程に責任を持って取り組んでほしい。受験結果の責任は親が持つ」と伝えました。受験までの過程、つまり合格に向けての勉強において、後悔のないように過ごすことの重要性を説きました。また、息子は第一志望が複数校ありましたが、合格した場合の進学先は、親の意向を一切入れず、本人が全面的に決めることにしました。受験結果について、親は本人が選択した進学先に通えるようにする責任を果たすことを約束しました。
 息子はSAPIXの先生方に信頼を寄せていました。特に灘対策や、受験校の決定において先生方のアドバイスのおかげで、最終的に本人の望む方向に進むことができたと思います。お世話になり、本当にありがとうございました。

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