僕は第一志望の早稲田実業学校中等部に合格しました。合格発表の日、サイトにログインし、「合格おめでとうございます。」という文字を見た瞬間、長かった中学受験が終わりました。
　６年生のサピックスオープンでは、一度だけ合格可能性80％の時がありましたが、平均して50％、サピックスの先生からも、合格は五分五分と言われていました。
　一月、埼玉・千葉の学校を受験しました。緊張しながら受けた試験の結果は４勝４敗、僕にとっては不本意の結果でした。４敗した学校は、早実よりも偏差値が低い学校だったからです。僕は目の前が真っ暗になりましたが、くよくよしても仕方がない、残された数日は合格を信じて勉強するしかないと気持ちを切り替え、その日からは３食・お風呂・寝る時間以外、早実で頻出の問題を中心に、自分の弱い分野を徹底的に勉強し続けました。
　試験当日、とても緊張しましたが、早実の試験は受験９校目で試験に慣れていたことで落ち着いて臨めたこと、サピックスのテキストに出ていたことや重大ニュースに書いてあったことが出題されていたこと、苦手な分野が出題されなかったことなど、僕にとってとてもよい条件で臨むことができました。
　僕が受験を通して学んだことは、

①合格可能性が悪くても決してあきらめず粘り強く勉強をし続ける。

②最後の最後まで成績は伸びる。

③本番では時間配分を意識する。問題を分析して捨て問を見極める。

④コアプラス、データバンク、漢字の要、テキストの復習はとても大事！

⑤当たり前かもしれませんが復習で答えを直すだけではなく、どうしてその答えになるのか、解説なども参考に自分で考えて理解する工程を忘れずに！（特に国語）

　勉強すること、努力をすることは、絶対に裏切りません。中学生になった自分を想像しながら、今しかない一瞬一瞬を大切にして、サピックスを活用しながら合格をつかみ取ってください。皆さんの志望校合格を祈っています。