受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 桜蔭中学校

山あり谷ありの中学受験

N.Kさん

 2月2日午後2時、桜蔭中の合格発表で、「合格おめでとうございます」という文字を見て、私と母は思わず抱き合った。
 私がサピックスに入室したのは、3年生の夏だった。友達と通い、友達と授業を受けることはとても楽しく、上のコースを維持できていた。
 特に心に残っているのは、6年生の7月度組分けテストだ。これまで一番上のコースを維持できていたが、このテストで四つもコースが下がってしまった。「受験の天王山」とよばれる夏を前に不安の気持ちでいっぱいだった。先生や家族に励ましてもらったことで立ち直ることができた。そして、夏期講習にはブロックをこえて上のコースに行けるという仕組みによって一番上のコースに戻ることができ、自信につながった。
 ところが、またもや大きなスランプが。桜蔭の学校別サピックスオープンの1回目では国語以外の3教科が壊滅してしまったのである。これではマズイ!と思い、過去問を解き続け、2回目の学校別サピックスオープンを迎えた。理科と社会の点数は大幅に良くなったものの、算数と国語の点数はむしろ下がってしまった。頑張ったと思っていただけにこの成績はショックだった。
 1月入試では、栄東中学校で受験番号を間違えたり、階段で転んだりなどトラブルが起こったが東大クラスに特待合格することができ自信につながったと思う。
<桜蔭の入試で気をつけたいこと>

算数…分からない問題があってもあせらず平常心で他の問題を解くこと。

国語…とにかくたくさん書くこと。部分点をもらえるような記述を。

社会・理科…基本的な問題を手堅く取る。

 これまで私を支えてくれた家族やサピックスの先生方、ありがとうございました。

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