２月２日、豊島岡女子中学校の入試が終わり、迎えに来た母の顔が暗く、午前中に発表のあった、前日の雙葉が不合格だったのかもしれないと不安になりました。しかし、「美容院、予約したよ」と笑顔で言われ、そこで私はようやく、第一志望校に合格したのだと気付きました。嬉しく、喜んだとともに、心底、ほっとしました。
　私は新４年生の２月からサピックスに入室したものの、初めの頃の成績は算数以外、平均ギリギリでした。家庭学習も塾のある前日に必要最低限をやるだけでした。けれども、授業だけは毎回、集中して聞き、演習に取り組んでいました。そして、塾にも慣れ、算数が難しくなった５年生のときには、自然とクラスが上がっていきました。また、神様のような国語の先生に出会い、苦手な国語の勉強も積極的にするようになると、４科目の偏差値が安定し、６年生の模試ではずっと好調でした。
　振り返ると、私は仲間とともに授業を受けることで、勉強の楽しさが分かり、最後まで受験勉強を続けることができました。自分が絶対に合格するのだという強い決意を持って、２月１日の試験に臨みました。
　本番では、算数の終了時刻を国語と同じだと思い込み、５分早く勘違いしていたので、チャイムが鳴らず焦りましたが、そのお陰で解けていなかった最後の問題も解き切ることができました。
　私が合格を勝ち取れたのは、仲間と一緒に先生の授業をしっかり受けたこと、志望校の合格可能性が80％でも油断せず、最後まで常に諦めなかったことだと思います。勉強に苦労することもありましたが、この二つを心掛けていれば、今、成績が伸び悩んでいても、きっと大丈夫。自分の合格を信じて、楽しんで頑張ってください。
　雙葉で応援しています。