受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

自分の行きたい学校へ

H.Mさん

 僕は、小学2年生の時にエジプトから帰国し、サピックスに入りました。エジプトでの3年間はインターナショナルスクールに通っていて、日本語教育を受けていなかったこともあり、最後まで国語・社会は苦手でした。しかし、サピックスの教材は、その日に学ぶ単元以外の復習問題もテキストに掲載されていたため、授業後に自宅で復習をすることによって学習の効率が上がりました。
 練習受験の渋幕では得意の算数で失敗してしまい、不合格となってしまいましたが、先生からの励ましの電話に勇気をもらい、2月は落ち着いて受験に臨むことができました。開成、渋渋の入試当日は全く緊張しませんでしたが、さすがに合格発表の掲示板を前にした時には、今まで経験したことのない胸の高鳴りを感じました。渋渋の掲示板で自分の受験番号を見つけた時は、自然と涙があふれ出てきました。嬉しさのあまり涙を流したのは生まれて初めての経験だったと思います。合格証明書を受け取る時、中学校の事務の方に泣き顔を見られるのは少し恥ずかしかったですが、それ以上に満足感でいっぱいだったことを今でも覚えています。
 入室当初から受験直前期まで、知名度のみから漠然と開成を第一志望校としてきていて、無事合格することができましたが、海外大学への進学実績や「自調自考」の校風等に惹かれ、進学先を渋渋にしたいと思い始めました。周囲からは、本当にそれでいいのかと言われましたが、両親に、「自分の人生なんだから最後は自分で決めていいよ」と言われたのが決め手となり、最後は渋渋に決めました。
 中学進学後は、英語を中心に、グローバルな教育をしっかりと受けて世界に羽ばたけるような人材になりたいと思っています。今まで本当にありがとうございました!

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