２月３日、午前中の試験の後、第一志望の合格発表サイトを開き、合格の２文字を見た時、走り切れた！という解放感を感じました。今までの受験生活を振り返り、一つ気付いたことがあります。１００％の力ではまだ足りない、ということです。
　私は、集中力がなく、１００％の力を出していると常に思い込んで、家庭学習の進みの悪さからずっと目を逸らしていました。こんな状態で成績が安定するはずもなく、６年生になってからコースは下がり、席次は後ろの日々が続きました。そんな時でも、サピックスの授業は必死に食らいつくようにし、先生から言われた課題は最低限やるようにしました。また、受験体験記や志望校の文化祭のパンフレットを読んで、士気は何とか保つようにしていました。
　冬になってからは、急に勉強モードに入ることができ、冬期・正月・１月は集中を切らさずに一日の多くを机で過ごし、ひたすらに過去問とＳＳの直しノートを作ったことで、成績も上がり、無事合格を手にすることができました。サピックスという環境が、もっと頑張りたいと思わせてくれたのです。丁寧に指導し、時には励ましてくれた先生方や、常に競い合い、時に笑い合った仲間が、自分を１２０％の力を発揮できるまでに押し上げ、合格を掴み取らせてくれたのだと思います。これを読んでいる後輩の皆さんは、そんな素晴らしい環境の中にいます。そのことに自信を持って、この環境を大事にしてください。そうすれば、自然と１２０％が出せるようになるはずです。もしかしたら、私も知らない１５０％を出すことが出来るようになるかもしれません。皆さんに誰よりも輝かしい春が訪れますように。
　サクラサケ！