受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

ヨコハマ一番 ~下克上味~

K.Iさん

 サピックスのテストは、点数も偏差値も出ます。その成績で、落ち込んだ経験がある人は、多いと思います。え? あなたは、経験したことがあるのかって? あたり前です。4年生で入室してから何度も経験しています。でも、その成績で志望校をあきらめることは、しない方が良いと思います。なぜかって? あきらめなければ、合格する可能性はゼロではありません。でもあきらめてしまったら可能性は、ゼロになります。可能性が限りなく低い場合でもあきらめてはダメ? もちろんです。僕も、聖光学院の学校別サピックスオープンでの合格可能性は、最も低い20%でした。他にも、合格力判定サピックスオープンの第2回は30%、第3回は20%と低いままでした。そんな僕でも合格しています。あきらめないでください。
 次に、受験で最も大切と言われる算数について書きたいと思います。
 結論から言うと、苦手でもカバーは可能です。僕も、ずっと算数が足を引っぱっていました。4・5年生のころは、国語までもイマイチだったために、全体での成績は伸びませんでした。6年生になっても、依然として算数の成績は上がりません。でも、国語は徐々に上がり、最後(第4回)の合格力判定サピックスオープンでは、聖光学院の合格可能性は40%にまで持ち直しました。(実は、第1回は、50%だった) さらに言うと、ふだんのマンスリーテストなどでは、50台後半くらいは取れている算数の偏差値も、聖光学院の学校別サピックスオープンでは、30近くまで下がりました。しつこいですが、それでも合格しています。算数が苦手な人々、「算数の成績を上げなきゃ」と思い過ぎず、他教科でのカバーがある程度可能なことも頭の片隅に入れておいてください。
 以上で僕の体験記は終わりです。みなさんの力が出しきれるよう祈っています。

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