ぼくは３年生の夏からサピックスに入り、４年の８月まで「基礎力トレーニング」はできたふりをして、丸を付けていた。５年の時、国語Ｂに関してはゼロ勉だった。そんな僕の行動に親が激怒し、毎月塾をやめさせられそうになり、５月に塾をやめさせられた（これが一番よくなかったと思う）。
　でも僕の受験を続けたい気持ちはあり、他の塾に行ったりしたが、自分にはやはりサピックスが合っていると気づき、またサピックスに入った。しかし、また国語と算数をサボった。具体的にはゲームをして授業や復習テストをサボったことがあったため、また毎月のように塾をやめさせられそうになり、算数の偏差値が40台にもなったが、自分の思いを貫き、受験を続けさせてもらった。
　６年になった時、ぼくはゲームをやめる、と決心し、５月までは我慢できたが、６月ごろこっそりゲーム機を買って隠れてやってしまった。直前になってもサボることは変わらなかったが、入試前の１週間は全力でやった（つもり）。試験当日、母は僕の袖に僕が好きなポケモンの絵柄で、横に英語で「深呼吸」と書いたワッペンを作ってはってくれた。これは結構、効果があり安心した。
　こんなぼくがなぜ受かったのか？ 今から思えばよかったと思うことがこれだ。

●基礎トレ、漢字、デイリーステップを朝やる習慣をつけてあまり欠かさなかったこと

●自分の意思を親に歯向かってでも貫いたこと（親や先生への感謝は忘れずに！）

●６年の初めにゲームを封印したこと（やっていたが…）

●最後に苦手な志望校対策プリントをやったこと。武蔵対策は最後の最後まで志望校対策プリント！！！

●試験当日母が僕の袖にワッペンを作ってはってくれたこと

●コアプラスを最後２週間くらいで２周したこと

　こんなダメな奴でも受かるのだからきっと自分も受かる！ これを念頭に置いておくといいかもしれません。皆さんが第一志望校に合格することを強く祈ります。武蔵が第一志望の人はヤギ小屋前で会いましょう！