受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

威風堂々

R.Aさん

 福沢諭吉の著書である『学問のすすめ』の冒頭に「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」という言葉がある。その後、諭吉は「生まれながら雲泥の差があり、その差を埋めるために努力をするべきだ」と説いている。しかし、僕は正反対のことをした。第一志望校に合格していながら生意気なことを言うが、第二志望であった灘中学校が不合格であったことを悔やんでいる。6年生の初めの模試で合格可能性60%という判定が出た。4月の模試で20%、6月でも20%。さすがに追いつかなければと思い、夏休みの模試まで対策をした。合格基準点まで20点ほど足りなかったが、悔しい気持ちよりも嬉しい気持ちの方が強かった。そこから僕は20点も足りていないながらなぜか安心して、12月までを価値のあるものにできなかった。12月の模試では夏休みの合格点だった。僕はそこからスパートをかけ、毎日を対策に費やした。しかし遅かった。70点や80点をとれていた1日目の算数で失敗してしまった。
 さて、今までの文章を読んで、「おまえは何が言いたいんだ!」と思ったでしょう。まとめると、僕が言いたいのは2月1日までの日を価値あるものにしてほしいということです。君達が受験勉強をすることができるのは必ず2月1日までです。2月3日に開いた合格発表のページや合格者番号の掲示板を、支えてくれた人に胸を張って見せられるように試験終了まで本気で努力をしてください。行きたいと決めたところがどれだけ高嶺の花に思えても、最後まで努力をし続ければ必ず合格できるはずです。絶対合格!

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