受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 豊島岡女子学園中学校

ニコニコで始まりニコニコで終わる

T.Sさん お子さんの名前 Eさん

 塾で学習習慣を身につけてもらおうと入室させたのが、1年生の初夏でした。その6年後、娘は、受験したすべての中学校から合格を頂きました。
 以下、ここが合格につながったかな、と思うところを総括します。

①幼少時から幼児教室に通っていたためか、授業をよく聴く姿勢が身についていたこと。

②結果的に、準備が早かったこと。

 サピックスで本格的に受験向けの学習が始まるのは4年生からですが、1年生から国語・算数の思考力を鍛えていただいたことは、その後娘にとって助けになりました。

③受験勉強以外でやりたいことを制限しなかったこと。

 娘は、学校の行事や活動に常に意欲的であり、春は相撲大会、秋は音楽会での合唱のピアノ伴奏者や運動会の応援団を引き受け、冬は聖歌隊、受験直前期には卒業アルバム委員になるなど、サピックスの授業と時間が被らない活動についてはおよそ制覇しました。最初はハラハラしましたが、何らかの活動をした後のほうが塾でも調子が良い、という法則が判明したので、やりたいようにやらせました。

④サピックスの参加型授業が娘の性に合い、また、良い先生や仲間に恵まれたこと。

 いつも授業が終わった後には、その日の先生やお友だちとのやり取りについて、遊びに行ってるのか?と突っ込みたくなるほど楽しそうに話していました。6年生になるころには、同じ時間に電車に乗り合わせる他塾の生徒さんにも交友関係を広めていました。

⑤成績を気にしなかったこと。

 テスト結果についてはタングステン級メンタルで、多少良くても悪くても、過度に気を抜かず落ち込まず、次やるべき課題を淡々と見据えていたようでした。
 受験後、膨大な教材を断捨離しながら娘の勉強の軌跡をあらためて見返すと、親の目からは、どう見ても休憩の合間に勉強しているようにしか見えなかった娘が、漢字の練習などを日々ていねいに行っていたことが、今になってわかります。いろいろ書きましたが、結局は、毎日やるべき課題をわずかずつ消化していったことが積み重なっていったのが、最も合格に結びついたと言えると感じます。大人でさえも、一日にそれほどたくさんのことはできないと思います。小さな子どもであればなおさら、たくさんできなければ、わずかずつでも、毎日やれば良いと思います。
 娘を支えてくださったサピックスの先生方、受付や警備員の方々、お友だち、学校のお友だち、受験準備で休みまくった私をフォローしてくださった職場の方々、ありがとうございました。働いている私に代わって、雨の日も炎天下も娘の送迎を引き受けてくれた母をはじめ、家族にも感謝しています。
 娘の笑顔を、次年度の方々、どうぞ引き継いでください。

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