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算数に始まり、算数で終わった中学受験
H.Iさん ●お子さんの名前 Eさん
娘は国語と社会の成績は比較的安定していたが、算数と理科は、成績の変動が激しかった。テストで間違えた問題を一緒に見直すと、計算ミスや問題文の読み間違いといった初歩的なミスで大きく失点していることが分かった。そこで、計算力の底上げを図ることにした。
サピックスの教材でいえば、「基礎力トレーニング」や計算力コンテストといった計算問題について、25×12を100×3に置き換えるといった「計算の工夫」や、3.14(円周率)や平方数といったよく使う計算の答えを「語呂合わせ」で覚えるといった工夫をした結果、計算力が安定してきた。
また、マンスリーにおいては、1の計算問題と2の小問集合における失点を最小限にすることを目標とした。中学受験はいかに自分のケアレス・ミスを防げるかといった「敗者のゲーム」であって、自分の悪い癖を把握して、その癖を克服することが一番の課題であると感じた。
次に、算数の単元毎に見てみると、「平面図形」などは良くできている一方、「場合の数」を苦手としていることが分かった。もっとも、志望校の算数の頻出単元を見ると、「場合の数」はほとんど出題されていなかった。そこで、苦手かつあまり出題されない単元についての深追いはやめ(具体的には、デイリーサポート等の発展問題は解かない)、得意な単元の基本問題を確実に解けるようにした。
また、過去問演習においても、得意な問題は時間をかけてでも確実に解く一方で、苦手な問題については、余った時間の範囲で、最初の小問を中心に解くという戦略を娘と一緒に考えた。
この結果、6年生になる頃には算数の成績も安定するようになった。
このようにして算数を克服して試験当日を迎えたようにみえた娘。ところが、試験会場から出てきた娘の発した言葉は、「算数がとても難しかった。多分落ちたと思う」であった。もっとも、午後受験の開始時間が迫っていたため、「終わったことは忘れて次の試験のことを考えよう!」と励まして、午後受験の会場に向かった。
翌日、娘が併願校を受験している時間に自宅で合否を確認すると、幸いにも娘の第一志望の学校に合格しておりほっとした。
娘がどのような点数配分で合格したのかは知る由もないが、4科目の点数が均等な学校では、算数だけではなく、4科目のバランスが重要であると思い知らされた。
最後に、娘が6年生の10月マンスリーでブロック落ちをしたときや、SS特訓での算数の点数が振るわなかった時期に娘を叱咤激励して頂いたサピックスの先生方や、SS特訓で同じ志望校を目指して切磋琢磨した娘の友人達に感謝の気持ちを伝えたい。また、現在サピックスにお通いの生徒さんのご家庭に素敵な桜が咲くことを心より祈念して筆を擱きたい。
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