受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 明治大学付属明治中学校

ご縁に感謝

M.Mさん お子さんの名前 Sさん

 「中学受験するよ」と主人に突然告げられ、地元の中学に通うと思い込んでいた私は慌てて塾探しをしました。突然のことでしたが、従兄弟たちが皆受験をしていたため娘も抵抗なく入塾してくれました。
 4・5年生の頃はまずまずの成績をとっていた娘も、6年生になると成績が大きく下がり始めました。
 周りの子と比べても志望校への熱意が足りなく、何度も受験をやめるか相談しましたが、塾はやめないと一点張りです。成績が低迷する中、SSが始まると成績がみるみるうちに上がっていきました。苦手だった社会の単科講座を選択した結果、40台だった偏差値が最終的には60台まで上がったのです。また、合格力判定サピックスオープン全4回の成績が安定したことで本人の自信にも繋がっていき、志望校に手が届くというところまでやってきました。
 1月になりここからは新しいことにトライせず基礎をしっかりおさえる時期です。しかし、娘はとにかく基礎をやることが嫌いです。基礎を適当にやる、いや、やっていなかったと思います。塾に相談をした結果、やりたいことをやらせてくださいとのお返事です。娘を信じる、私に残された選択肢はそれだけでした。
 受験当日「敵は他塾じゃない、他校舎だ!」「私本番に強いから大丈夫!」と謎の自信に満ち溢れていましたが、初戦は不合格。しかし気持ちの切り替えがとても早い娘です。すべての受験が終わってみるとリベンジを含めまさかの3校全勝! 受験日前日に12歳になったばかりの娘はこの3年間で心も体も大きく成長しました。
 受験が終わって娘が「あー、3年間頑張ったのにたった3日でおわっちゃった。もっと塾通いたいなぁ。」と言い、私は苦笑いしましたが、それだけ先生の授業が楽しく、お友達と切磋琢磨してきたのだと思います。
 娘の大好きな先生達、戦友とよべる友、そして希望する学校とご縁があったこと、本当に感謝しています。この場をかりて皆様に御礼申し上げます。

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