合格証書を受け取った日に、自宅でこんな記念撮影をしました。

・手前に、勉強したプリントやテキストの山、数十個。並んだ紙の束が、道のようです。

・その向こう側に、合格証書を持って満面の笑みの娘。

　この１枚の写真は、娘の数年間の縮図です。「学んで、道を踏み固め、その先で合格した。」そんな万感の構図の写真です。
　娘の第一志望の学校は広尾学園で、広尾学園の３つのコースのうち、第一志望のコース「インターナショナルコースＳＧ」と第二志望のコース「医進サイエンスコース」、両方の試験回で合格しました。
　合格を掴んだ感触を、娘には忘れないでほしいです。同時に、先生やスタッフの皆様や勉強仲間や、ここに書ききれないくらい多くの人への感謝も、また、健康で平穏に過ごせる日々の尊さも、娘には忘れないでほしいです。
　娘は、どこで何をどう学びどうなりたいかという基準（娘の場合、海外の大学への進学を主眼とするコースがある等の基準）で自ら志望校を決めました。そして、授業体験会や文化祭など機会がある度に行ってみて、自分に合っていそうだとの確度を高めました。
　もちろん受験までの数年間には浮き沈みがありました。そんな時も、サピックスの保護者会や、娘の学習の強みと弱みを知る先生方から伺ったアドバイスどおり、サピックスでの週次や月次の基本動作を守るスタイルを継続しました。また、５年生の時に整理収納アドバイザー検定、６年生では古文など好きなことも、勉強の合間に効率的にやりました。
　「地道×マイペース＋紆余曲折」という感じの道の先で、冒頭のように合格証書を先にすることができましたが、それまでは、娘に繰り返し「合格してもしなくても、がんばったことや身に付けたことは無くならないよ。むしろこの先、あなたの武器になり、翼になるよ。だから上を向いて行こう」と心から伝えていました。
　正直いえば遊びたい日にも何とか持ち直したこと、直前期の焦り、先生たちの入試応援動画でアドバイスされた「深呼吸」、取り戻した落ち着き、本番の緊張感、試験が終わっても考えてしまって張り詰めた気持ち、掲示板に番号を見つけて一気に心が軽くなった感覚、何年も背負った重いリュック…小さい体で受け止めて、娘は最高にカッコいいです。でも、これからもママを頼ってほしいです。
　最後に娘に一言。これからも大変なことや下を向くような日もあるだろうけど、そんな時こそ、今まで歩んだ道を誇りに思って、上を向いて、元気に歩んでいけば、大丈夫だよ。合格おめでとう。あなたの冒険の伴走をさせてくれてありがとう。あなたは本当に輝いていて、まぶしいよ！