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進学校 ▶ 中央大学附属中学校
重いリュックを背負いて行く道
H.Iさん ●お子さんの名前 Rさん
小学3年生の2月からSAPIXに通うようになりました。入室時のクラスは下から3番目でした。卒業時は二つ上のクラスでした。3年間を通じて常に偏差値は低値安定でした。学習方法といえば、SAPIXのある日は一日1時間、ない日は3時間机に向かい、SAPIXの先生からやりなさいと言われなかったページは一切手をつけず、組分けテストの算数は満点の半分を取ることを目標に頑張るという具合に、かなりマイペースに受験勉強を進めました。小学校では同じ校舎に通う上位クラス勢にマウントをとられ、他の親からαクラスに入れないのならSAPIXに通う意味ない、御三家を狙わないのなら他の塾で十分なのにと陰口をたたかれるのを親子で耐え忍ぶ日々。悔しいので、少しでも偏差値が上がるように、朝「基礎トレ!」、放課後「デイリーチェック!」、夜は「とにかく勉強しろ!(いや、なにを?!)」と、うざがる娘に声掛けしましたが、既読スルーに気づかないお節介ガミガミ親父が爆誕しただけでした。ある日のことです、娘が勉強しているかどうか背後から監視中に、はっと気づいたリビングの窓に映ったガミガミ親父の顔。なんとも恐ろしい眉にしわ、口はへの字で、まさにリアル不動明王。そうかこれが教育虐待かと、気づきました。以来声掛けのことばはのみ込むことにし、静かに塾に持っていく水筒に麦茶を入れることに専念しました。水筒を入れようと娘のリュックを開けてみる。ぼろぼろになった「アトラス地図帳」、無数に付箋が張られた「漢字の要」や「コアプラス」。持ち上げてみれば10キロくらいずっしりと重い。こんな重たいリュックを3年間もしょってSAPIXに通い続けたこと自体本当に誇らしく素直に感動しました。低迷する偏差値やなかなか上がらないクラスに一喜一憂しながら、親子ともども3年間頑張れたのも、「私もテストむずかったー」と励ましてくれたクラスメイト、偏差値では遠く及ばないのに過去問との相性が良さそうなので中附で行きましょうと背中を押してくれたSAPIXの先生、受付時間終了後も笑顔で対応してくれた受付のスタッフさん。皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
追伸:SAPIXの下位クラスでもしっかりと実力と得点力は備わってきます。試しに他塾のテスト(無料のもので十分)を受けてみてください。びっくりするくらい高い偏差値がでます。SAPIXで偏差値が上がらないことでお子様のモチベが下がったり、SAPIXでこのままいって大丈夫なのか親が不安になったりしたときは是非お試しください。
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